Alexa for Business 部屋の管理編 #reinvent #Alexa

Alexa for Business 部屋の管理編 #reinvent #Alexa

Clock Icon2017.12.03

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

1 はじめに

前記事で、Alexa for Businessのデバイスのセットアップをやってみました。


Alexa for Business デバイスのセットアップ編 #reinvent #Alexa

引き続き、今回は、部屋の管理をやってみたいと思います。

Alexa for Businessでは、登録したデバイスを部屋(会議室、ロビー、ホテルの部屋など)に関連付けて管理します。

そして、この「部屋の管理」では、次のような概念が登場します。

  • 部屋(Room)
  • 部屋のプロファイル(Room profile)
  • スキルグループ(Skill group)

「部屋」は、物理的な実際の各部屋を表現し、デバイスは、この「部屋」と一対一でひも付きます。(1つの部屋に複数のデバイスを配置することはできません。)

「部屋のプロファイル」は、「部屋」の特徴をグループ化するために使用されます。「部屋プロファイル」では、住所やタイムゾーン、デバイス音量の最大値、などが管理されています。 「部屋」には、必ず1つの「部屋のプロファイル」が設定されています。

「スキルのグループ」とは、「すべての部屋」「会議室」「ホテルの個室」など、その部屋の特徴ごとに使用されるスキルのセットを纏めたものです。 スキルは、この「スキルのグループ」に追加され、「スキルのグループ」は、「部屋」に追加されます。

2 部屋のプロファイル(Room profile)

それでは、部屋のプロファイルから作成してみます。 部屋のプロファイルを作成するには、Room profiles から Create room profile を選択します。

「部屋のプロファイル」で設定される項目は、以下の通りです。

  • Profile name – プロファイル名(必須)
  • Location – 建物の物理アドレス (必須)
  • Time zone – タイムゾーン(必須)
  • Wake word – ウエークアップワード
  • Temperature units – 摂氏・華氏の選択
  • Distance units – フィート・メートルの選択
  • Max volume – デバイス音量の最大値(6〜10)
  • Device setup mode – セットアップモードへの移行を有効にするかどうか(Enableの場合、アクションボタンを7秒間押し続けるとセットアップモードになる)
  • Outbound calling – PSTN通話の発信の有効にするかどうか

住所の入力は、補完されたリストから選択する事ができますが、リストに表示されない住所は設定でません。

「部屋」を作成するときにデフォルトで選択されるプロアイルを設定できます。

3 スキルのグループ(Skill group)

スキルのグループを作成するには、Skill groups から Create skill group を選択します。

設定項目は、名前と説明だけです。

4 部屋(Room)

部屋を作成するには、Rooms から Create room を選択します。

部屋の作成は、以下の3ステップです。

  • Room details
  • Add Echo devices
  • Add skill groups

Room detailsでは、部屋の名前を指定して、「部屋のプロファイル」を選択します。

名前を付ける場合は、一般に認識できる意味のある識別子を使用することが推奨されます。(英数字及び、特殊文字(_ - = # ; : ? @ &)のみが利用可能です。 )また、この名前は、ResolveRoom APIでスキル開発者に公開する事ができます。

Add Echo devicesでは、登録されたデバイスから、この部屋で使用するものを選択します。

部屋に追加したデバイスは、オンライン状態で一覧に表示されたことを確認した後、一度、再起動すると利用可能になります。

Add skill groupsでは、この部屋で使用する「スキルのグループ」を追加できます。

5 デバイス一覧(Shared devices)

Shared devicesで、セットアップされた全てのデバイスの一覧が可能です。

編集モードに入ると、デバイスに名前を設定することも可能です。

6 最後に

今回は、「部屋の管理」をやってみました。UIは、非常に分かりやすく、また、編集も容易です。「部屋」や「部屋のプロファイル」など、一覧から容易に変更できますので、作成の段階では、あまり慎重にならなくても大丈夫かもしれません。

次は、スキルの有効化を試してみたいと思います。

7 参考リンク


Alexa for Business デバイスのセットアップ編 #reinvent #Alexa
Managing Rooms
Managing Room Profiles
Managing Devices
Managing Skill Groups

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.