
利用状況の可視化と改善を実演デモで解説!利用率が上がる、 現場に根付くダッシュボードの運用術についてのウェビナーに登壇しました
はじめに
データ事業本部 ビジネスソリューション部 データ活用推進チームの嶋田です!
2026年5月14日(木)に開催した
「利用率が上がる、現場に根付くダッシュボードの運用術〜利用状況の可視化と改善を実演デモで解説〜」
に登壇しました。
本記事では、ウェビナーの簡単な内容とウェビナー中にあったQ&Aについてご紹介していきたいと思います。
セミナー概要
お客さまからよく頂くBIのお悩みとして、
「ダッシュボードを作ったのに、誰も見ていない」
「最初は使われたが、3ヶ月で誰もアクセスしなくなった」
…といったことが挙げられます。

そんなお悩みを持つ方に、利用率が上がる、現場に根付くダッシュボードの運用ポイントをご紹介いたしました。
ただ、まずポイントを知るためには、今どのフェーズに自身が居るのかを把握することが重要ですので、皆さんが導入期、拡大期、習熟期のどこにあたるのかをご確認いただき、どこに注力していくべきか、ポイントを挙げました。

そのポイントに取り組んでいくための一つの方法として、ウェビナー当日は利用状況の可視化と改善をデモで実演&解説いたしました。
その上で、それぞれのフェーズに合わせたアプローチを最後にまとめて紹介いたしました。

Q&A
ここからは、ウェビナーで頂いた質問もご紹介いたします。
Q1. ダッシュボードの目安アクセス数はどのように決めるのか?
目安のアクセス数はそのダッシュボードを「誰に(部署、役職等)」「どれくらいの頻度で見てほしいか」で決まります。
例えば、財務関連のダッシュボードの場合を「役員や部門長の方々」に「月締めされたタイミング」で見てほしいのであれば、「役員や部門長の方々の人数」×「月に1回」が目安のアクセス数になります。
このような形で目安のアクセス数をダッシュボードの要件定義時に決めておけると良いです。
Q2. 業務プロセスやKPI設計まで踏み込んだ形で、ダッシュボードの開発・導入を行い、"データを前提に業務が回る状態"まで実現された事例があれば教えてほしい。
事例としては以下のリンク先をご確認いただけますと幸いです。
"データを前提に業務が回る状態"まで実現するには、要件定義が非常に重要になります。
最終的に「ダッシュボードを見た人がどういったアクションを起こせるのか」といったところを意識してダッシュボードの開発・導入を進められるのが良いと思っています。
Q3. 習熟期のイメージをもっと詳しく知りたい。
習熟期で目指すべき形は「自走する組織」が作られていることです。
拡大期まではBIでのダッシュボード作成を行うのは限られた人たち(システム部門や一部の部門等)だけでしたが、全社的にBI活用を推進していくと、その人たちへの負荷が高くなってしまいます。
ですので、BI活用をできる人材を増やしていくことと、こういったダッシュボードが欲しいと思った人たちがBIツールを使ったデータ活用をできるという体制を整えていくことが大事です。
また、ダッシュボード数が増えていくと管理・運用も難しくなっていくのでその点も整理する必要があります。
これらのことを進めていく、できている状態が習熟期のイメージとなります。
Q4. ダッシュボードのブラッシュアップ方法を知りたい。
ダッシュボードのブラッシュアップはまずはどこをブラッシュアップさせる必要があるかを把握することが大事です。
利用状況を確認し、あまり利用していない人がいるようであればその人たちに何が要因なのかを確認します。
また、よく利用している人がいればその人へヒアリングして、良い点は残す&さらに磨くといった判断を行ってブラッシュアップしていきます。
ダッシュボードのブラッシュアップ方法の例をご紹介します。
- ダッシュボードの操作性を向上させる
例)フィルターの場所がダッシュボードごとにバラバラだと、ユーザーが分かりづらいので統一する - ダッシュボードを見やすくする
例)1つのダッシュボードに対してグラフの数が多く、どこをどう見ていけば分からない状態なので、グラフ厳選、またはテーマごとにダッシュボードを分けるといった対応を行う - 数値(指標)の引用元が分かるようにする
例)その数値がどういった計算式で求められているのか、データソースは何になるのかという数値の根拠が分からないと活用しづらいので、計算式や引用元を明示する
Q5. 社内の各部門ごとに部門目標(ゴール設定)はなされているが、データ利活用支援の担当部署としては、そのゴールに沿ったダッシュボードを提案するのか、現状の課題分析を踏まえた改善案を提示するのか、一般論的にどのようなアプローチが適切となるか。
このパターンの場合に、今回1番行いたいことは現状把握なのかそれとも分析をしたいのか、何をまずは行うべきなのかを明確にしていく必要があります。
その際に洗い出された課題に対して、データ利活用支援として対応すべきなのか、また、データ利活用支援として対応すべきであればBI活用で対応すべきか、他の方法で対応すべきか…といった形で課題に対してどういったアプローチをしていくべきかの整理をまず行っていただけると良いかと思っております。
Q6. 「使われるダッシュボード」を作ることの投資対効果について、ダッシュボードのブラッシュアップにどれぐらい工数をかけて、どのようなリターンがあるか。それらをどのようにレポートするか。
ダッシュボードを作ることによる投資対効果には以下のようなものがあります。
- 時間削減効果
データ収集・集計の自動化による工数削減 - ビジネス改善効果
閲覧するだけにとどまらず、そこから意思決定やアクションが生まれ、売上UPやコストDOWN、エラーやミスの削減につながる - 定性的効果
数字を共通言語にすることで生まれる意識改革や、「あの数値どうなってる?」というコミュニケーションロスの低減
1の時間削減効果は比較的わかりやすい効果ですが、2のビジネス改善効果と3の定性的効果を追っていくべきです。ただ、2と3の投資対効果を測るのは非常に難しいです。
ダッシュボードはいわば「体重計」です。ダイエットをしたい人が毎日体重計に乗ることで、データが蓄積され、過去と現在を比較できるようになる。変化を長期間にわたって可視化することで、「行動が効果につながっているか」を判断できます。
同じように、売上ダッシュボードを見れば売上を意識するようになり、利用状況ダッシュボードを持てば利用状況を意識するようになります。
何かを意識することは、行動を改善するための前提条件です。
ダッシュボードを見る習慣が根付くことで、改善行動につながっていくー…これが2と3のリターンが生まれる流れです。
最後に
当日はたくさんの方にご視聴いただき、今回のテーマに興味を持ってくださっている方が多く居ると知ることができてとても嬉しかったです。
利用率が上がる、現場に根付くダッシュボードの運用というものは一筋縄ではいかないところもあります。
もしデータ活用にお困りの方がいらっしゃいましたらせひお気軽にご相談ください!










