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【AWS勉強会】CM re:Growth Developers.IO Meetup 01 を開催してきた #cmdevio

2013.12.11

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弊社AWSコンサルチームは今年に入って都元ダイスケさんがJOINして以来、急速にチームのメンバーが増え、また体制を強化して参りました。2013年も暮れが押し迫ったこの日、ブログを御覧の皆様に日々の御愛読に対する感謝の意を込めて、チーム総出で *1これまでの成果、結果を発表すべく、計10本(x15分)のセッションを立て続けに発表する勉強会を開催して来ました!イベントタイトルの『re:Growth』については、下記告知エントリにもある『re:Invent』をリスペクトするという意味の他にも、『再び各々が成長出来るように』という思いを込めている部分もあったりします。

開催場所はSAPジャパン株式会社@麹町。100人200人はゆうに入るであろうかなり広いフロアを、今回は利用させて頂ける事が出来ました。ありがとうございました!

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ちなみにこちらは設営時の様子。実際使わせて頂いたスペースはフロアの半分程の部分。

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そして衝立てを挟んで、未使用だった部分のフロア。ソファや自販機、ビリヤード台など寛ぎ易さ満点の雰囲気でした(実際、とても皆さん寛いでいたと思います!)

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そしてここから本編。基本スライドは公開しておりますので、当エントリについてはそのダイジェストとこぼれ話的な部分、拾えた部分について言及するに留めて行こうと思います。それではスタート!

(※そいえば、こういう時自社のメンバーを呼ぶ時は『弊社◯◯が〜』みたいな形で書くのだろうけれど、発表者は全員弊社の人間だし、そういう場で呼び捨てで書くのも逆に何か不自然な気もするので、ここは全員弊社メンバーは『さん』付で統一します。)

目次

 

案内・挨拶、乾杯

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ほぼ時間通りに開始。SAPジャパン吉越様の会場施設説明の後、"JAWS-UG東京 宴会部長"横田さんからの『乾杯!』の合図。ちなみにこのイベントは開始からビアバッシュの形式を取っておりました。エビスビールと軽食でお出迎え。

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Session-1:
Redshift x EMR x Tableau Desktopで実現するCloudTrailログ解析

AWSセッション10連発の初っ端は私が行かせて頂きました。先日re:Inventイベント最中にリリースが発表されたCloudTrailについて最終的にTableau Desktopで繋いで見るまでを簡単なサンプルを元に一連の流れでやってみた的な内容になります。

写真については、当然自分の番なので自分のは撮れるはずも無く...w 冒頭何かと慌ただしかったので良さ気な写真は無かった模様。なので乾杯後皆さんがエビスビールを飲むのに併せてRedBull&ポカリスエットの"スペシャルドリンク"を飲んでるところを載っけておきます...(^^;)

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Session-2:
re:Invent報告

2番手は武川さん。先日行われたre:Inventの報告セッションとなりました。武川さん含め弊社からは計4人、イベントに参加してきた訳なのですが、彼の地での"怒涛のブログレポート"及び"全セッション資料まとめ"に至るまでの経緯や現地の雰囲気、または次回に役立つようなTips等の紹介がされた内容となりました。ちなみにre:Invent 2013の関連情報はこちらから。資料については良質共に超絶的な内容ばかりで、非常に参考になります。是非ご一読を。

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Session-3:
EMR with the MapRは何がうれしいの

3番手は能登さん。EMR(Elastic MapReduce)のディストリビューションの1つ、MapRに関しての速度検証に関する内容となりました。C++で記述されているため、従来のものよりも、速度性能面で向上が見られているそうです。Hadoop然りMapRに関しても私個人的に興味がありますので、色々触ってみたいな〜と思っております。

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Session-4:
運用担当者からみた、AWSへシステム移行する際に気にしてほしい5つのこと

4番手、いやここはAWSチームの4番打者と言った方が良いかも知れません。植木さんの運用面から見た要点まとめセッションです。運用を極めてきた植木さんから、4つの視点(協力会社/リリース/保守/運用)で特に気にするべき点を述べた上で、5つ目を『システムを使っている人の視点で見る事が重要。誰が使うのか、を気にするべし』と締めました。

以下写真は、5つの『伝えたいこと』に追加して挙げたラノベ『なれる!SE』でのとあるセリフ。このセリフに非常に感銘を受けたそうです。

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また、上記セリフの言及を行った後で語ったコメントを二言、ここに付け加えておきます。:-)

 

Session-5:
CloudWatchで出来ること

5番手は横田慎介さん。CloudWatchの詳解セッションと言うべき内容でしょうか。実に詳細且つ丁寧にCloudWatchの仕組みや利用方法について言及されており、CloudWatch学習の教科書にも成り得るようなクオリティですね。枚数が76枚もあり、15分では到底終わらなかったのはご愛嬌w

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Session-6:
6リージョン同時75万接続のメッセージ配信基盤をCloudFormationとCapistranoで3日で構築した話

6番目は大瀧さん。タイトルを御覧になって分かるようにもう有り得ない位のスケール、ボリューム感をこれまた有り得ない位の日数で構築したお話です。構築の肝となっているものはCloudFormationとCapistranoになりますが、社内ノウハウと力技(またこの技がすごい...)でゴールまで持って行った経緯がこの資料から伺い知ることが出来ます。

なお、当初予定していた『Storage Gateway仮想テープライブラリによるバックアップ戦略』については、12/13(金)の第19回 AWS User Group - Japan 東京勉強会にて発表を行うとの事です。

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ちなみにこちら、会場後ろの方からの風景。皆さん各者の発表に聞き入っています。

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更に後ろから。横田さんはこの時もくもくとPCに集中していたのでまだスライド作成中だったのでしょう。:-)

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Session-7:
AWS SDK for .NETを利用したExcelによるAWS環境定義書自動生成

今回、歓声(どよめき?)が一番大きかったのはこちらのセッションだったのではないでしょうか。福田さんのAWS x EXCELネタです。EXCELメニュー画面のリボン部分にボタンを取り付け、API経由でデータを取得、EXCELシートに書き出す(!)という仰天の展開を実現した内容の解説とデモとなりました。セルに自動出力される様子(とその時のフロア一同のどよめき)は是非ビデオに取っておきたかったと思えるような反応でした(笑) なお、内容的には以下のエントリがベースとなっております。

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Session-8:
CloudFormationとSerfで作る全自動インフラ

8番手は『チーム唯一の20代』、望月さんです。テーマはCloudFormationとSerf。Serf(サーフ)に関しては以下エントリを参照。

CloudFormationとSerfの解説の後は、これらをAWSらしく用いるケースという事でCDP(Cloud Design Pattern)の中の一つ、『High Availability NAT』を構成し、実演デモを実施。見事成功し、『是非CDP Advent Calendarに書いて欲しい!』と要望が挙がり、その場で快諾するというまさかの展開も発生しておりました(笑)

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Session-9:
Infrastructure as CodeからFull Reproducible Infrastructureへ

ラス前は都元さん。Dev(開発)畑の都元さんが自らのプロダクト『Jiemamy』を経て今回の発表テーマに至った経緯を熱く語りました。 スライド中に出てくる『Full reproducible Infrastructure』は都元さんの造語ですが、都元さん然り質問者然り、皆さん割と途中で発音噛んでました(笑) この辺りの考え方については社内でも色々意見が分かれており、毎日のように議論を交わしています。決して対立しているという訳では無く、至って建設的な、有意義な 議論です。なお、Gradle Pluginの機構については弊社内でも絶賛利用中で大いに助かっております。

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Session-10:
6リージョン同時75万接続のメッセージ配信基盤を3日で考えた話

締めのセッション。こちらも当初の内容からテーマを変更して代表取締役社長自ら発表を行いました。急な要望、迫り来る期日、予想外のトラブル...それらを奇跡的・超人的なアクションで切り抜けてゴールへと導かれていく様を笑いあり恐怖ありのトークで制限時間を大幅に拡大しお届け。実際歓声や盛り上がりはそこまでのセッションを凌駕し、結果全部持って行ってた感はあったように思います。この時に過ごした『ジョナサン』で、お店の飲み物についてはかなり精通したようでした(特にお茶周り)w

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終了の挨拶

  • 挨拶:横田 聡(クラスメソッド株式会社 代表取締役社長) cm-sato_shi

最後はそのまま社長自らが締めの挨拶。

10人分の発表、18:30〜22:00という長丁場のイベントに、多くの参加者の皆さんに来て頂き社員イベントスタッフ一同、非常に嬉しく思っております。内容としても多いに盛り上がり、イベントとしても成功出来たと言えるのではないでしょうか。会場を御提供頂いたSAPジャパン株式会社様、そして参加者の皆様、ありがとうございました!

脚注

  1. 今回の発表者10名+都内運営スタッフ