【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】 企業分析スキルで商談準備してみた話

【非エンジニアのためのClaude/ClaudeCodeシリーズ】 企業分析スキルで商談準備してみた話

2026.06.03

はじめに

クラスメソッドで営業をしている筑紫(つくし)です。
営業として働いている中で、日々多くのお客様と商談を実施すると思います。
商談の準備をする中で、以下の課題に直面したことはございませんでしょうか?

  • 企業サイト・ニュース・決算情報・過去の社内チャットツールのやり取り・過去の商談の履歴など複数の場所をバラバラに確認しなければならず、時間がかかる

私の場合も、上記の調査に時間を要してしまい、本来力を入れたかったお客様への仮説提案までに時間がかかってしまい、他の業務に手をつけることができませんでした。

より効率化することができないか、と考えた時に、社内でも活用が広がっていたClaude Coworkであれば、HubSpotやSlackといった社内ツールと連携して一気に情報収集できると聞き、試してみることにしました。

実際にどういった活用をして、どのような効果が出たかを紹介していきます。

企業分析スキルとは

企業分析スキルとは、商談前のお客様調査を自動化するためのスキルです。会社名を入力するだけで、Web上の情報と社内ツールの情報を横断的に収集し、営業用の分析レポートとして出力してくれます。

このスキルはClaude DesktopのCowork上で動作します。Coworkとは外部ツールと連携しながら作業を進められるAIエージェント機能です。その中でも「スキル」機能は、Claudeに特定の仕事のやり方をあらかじめ教えておく機能で、一度設定しておけば自動的に動いてくれます。今回のケースですと、「〇〇社を調べて」といった一言を入力するだけで企業分析が始まります。

企業分析スキルでできること

このスキルは、会社名を入力するだけで商談前に必要な情報を自動でまとめてくれます。
入力するのは会社名のみ(問い合わせ内容や担当者情報があればより精度が上がります)。
出力されるのは以下の内容です。

  • 既存の接触履歴(CRM・チャットツール・クラウドストレージなど社内ツールの情報を自動参照)
  • 企業概要・財務情報
  • グループ・組織図
  • DX・IT推進の実態
  • 採用・人材投資から読み解く戦略
  • 潜在課題の仮説
  • 担当者のミッション 仮説
  • 提案方針

Webリサーチと社内ツールの情報収集を並行して行うため、手動で調べると30分〜1時間かかる情報が、数分でWordファイルとして出力されます。

実際にやってみた(デモ)

実際にどういった形で出力されるかをお見せします。

今回は架空の製造業「〇〇株式会社」を使ってデモを行いました。Coworkに「〇〇株式会社を調べて」と入力するだけで、数分後にWordファイルとして自動出力されます。

出力されたレポートの中から、特に営業として「これは使える」と感じた2つのセクションを紹介します。

既存接触履歴サマリ

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HubSpot・Slack・Google Driveの情報が自動で集約されるため、複数ツールを行き来して過去のやり取りを探す手間がなくなりました。「前回どんな話をしたか」「社内でどんなコメントが出ていたか」が一目で確認できます。

潜在課題 仮説

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調査した事実をもとに、お客様の潜在課題をAIが仮説として提示してくれます。事実と仮説が明確に区別されているため、商談で何をヒアリングすべきかがすぐに判断できる点が特に便利でした。

さらに、レポート作成後もチャットで深掘りができます。

Coworkの強みは、レポートを出して終わりではない点です。作成後もそのレポートをもとにチャット上で質疑応答ができます。

実際に質問してみました。

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レポートの内容だけでなく、ネット上の情報も組み合わせて回答してくれました。商談前のちょっとした疑問をその場で解消できるのは、営業として非常に助かります。

また、「この課題に対してどういった提案ができるか」といった仮説提案の壁打ち相手としても活用できます。商談前の準備を一気通貫でサポートしてくれる点が、このスキルの大きな魅力です。

ちなみに、スキルの作成方法については、同シリーズの以下の記事で詳しく解説されています。

https://dev.classmethod.jp/articles/claude-skill-creater/

「Claudeに作りたいスキルを話しかけるだけ」で作成できるため、コードの知識は不要です。気になった方はぜひご覧ください。

使ってみた効果

実際に使ってみると、これまで30分〜1時間かかっていた商談前の情報収集が、10分以内に完了するようになりました。

浮いた時間を使って、お客様への仮説提案の精度を上げることに集中できるようになったのが、一番大きな変化です。

まとめ

企業分析スキルを使うことで、これまでバラバラなツールを行き来しながら時間をかけていた商談前の情報収集が、会社名を入力するだけで完結するようになりました。

特に、過去の商談履歴や社内のやり取りが自動で集約される点と、AIが事実をもとに課題仮説まで提示してくれる点は、個人的には一番驚きました。

Coworkのスキル機能は、一度作ってしまえば毎回の商談準備で使い続けられます。「商談前の準備に時間がかかっている」と感じている方は、ぜひ一度試してみてください。


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