
いちAWSエンジニアのAI活用を振り返る #devio2026 登壇資料
2026/09/28 に開催された にて DevelopersIO 2026 Osaka 「 いちAWSエンジニアのAI活用を振り返る 」 というタイトルで発表しました。
来ていただいたみなさま、ありがとうございます!
発表で用いたスライドと内容をこのブログで共有します。
スライド
以降はスライドの内容紹介です。
イントロ
本セッションで伝えたいこと
ここ1〜2年で、生成AIの使い方が大きく変わりました。
- 使うツールが短い周期で入れ替わった
- それにあわせて働き方やマインドセットも変わった
実際に使ってきたAIツールを紹介しながら、いちAWSエンジニアの変化を振り返ります。
主に紹介するツール
- いろいろなAIツール
- simonw/llm など
- Claude Code (で使っている便利ツール)
- AWS MCP Server
- DuckDB Skills など
Claude Code 時代以前
2025年前半ごろの使い方
2025年前半ごろの使い方
| ツール | 使用場所 | 用途 |
|---|---|---|
| AI-Starter | ブラウザ | AIチャット |
| simonw/llm | ターミナル | 単発の問い合わせ |
| Claude Code | ターミナル | 検証程度 |
AI-Starter: 生成AIチャット環境
AI-Starter: 主な用途
- シェルスクリプトや簡易な Lambda 関数を書かせる
- Terraform や CDK の diff を要約させる など

simonw/llm: コマンドラインからLLM実行
- OpenAI や Bedrock など、さまざまなモデルに対応
- パイプで標準入力を渡せる
- プラグインやテンプレートなど拡張機能も豊富
simonw/llm: 紹介ブログ
simonw/llm: 主な用途
- CloudFormation や Terraform の コードを要約・解説させる
- AWS CLI コマンド出力/ヘルプを要約・解説させる など

Claude Codeは…
- 当時 (2025/03あたり) はまだプレビュー中
- Claude 3.7 Sonnet を Bedrock から呼び出して使おうとしていた
- 従量課金なので気軽に使えていなかった
が、GAして Pro や Max (サブスクプラン) で Claude Code を使えるようになってから利用が急加速しました。
Claude Code 時代
2025年後半から今現在に至るまで
AWSエンジニアの Claude Code 活用
| 用途 | 主なツール |
|---|---|
| 技術調査 / リソース調査 | AWS MCP Server |
| ログやコストの分析 | Skills (DuckDB Skills) |
| IaC(Terraform)を書かせる | いろいろ |
AWS MCP Server とは
AWS が提供するマネージドな MCP サーバーであり、 Agent Toolkit for AWS の一部です。
- ドキュメント検索やサービス情報の取得を実施できる
- IAM 認証すれば サンドボックス環境で API を呼ぶスクリプトも実行可能
補足: AWS MCP Server と awslabs/mcp の違い
awslabs/mcp は、AWS が OSS で公開している MCP サーバー群です。 Agent Toolkit for AWS は、awslabs/mcp の後継にあたります。
AWS MCP Server: 主な用途
- AWS の仕様や新機能を最新ドキュメントから調べる
- AWS 環境のリソースの状態や設定を調べる
DuckDB Skills とは
- DuckDB はオンライン分析処理(OLAP)に特化したデータベースシステム
- DuckDB Skills は 公式が出している Claude Code 向けの DuckDB スキル集
- CSV や Parquet、JSON に自然言語で問い合わせて、分析・集計できる
利用できるスキル抜粋
| スキル名 | ひとこと概要 |
|---|---|
| read-file | CSV/JSON/Parquet等を拡張子から自動判別して読み込み・スキーマ確認 |
| query | アタッチ済みDBやファイルに対してSQL/自然言語でクエリを実行する |
| read-memories | 過去のClaude Codeセッションログを検索し、決定事項やTODOを掘り起こす |
| duckdb-docs | DuckDB/DuckLake公式ドキュメントとブログを全文検索する |
IaC(Terraform)を書かせる
- 肌感として Opus 4.6 以降は素の状態でも、だいたい期待したものを作ってくれる
- チームで扱うなら周辺環境も整えておくと便利
- フォーマッター/リンター: terraform fmt, tflint
- セキュリティスキャン: trivy
- これらを pre-commit や CI に組み込む
- 気になっているが、あまり使えていないツール
- terraform-mcp-server : Terraform Registry の最新情報を参照できる
- Terraform Skills : HashiCorp公式のTerraform向けSkills
参考になるブログ
おわりにむけて
ツールの遷移まとめ
| ツール | 2025年 前半 | 2025年 後半 | 〜 現在 |
|---|---|---|---|
| AI-Starter | 高 | 中 | 低 |
| simonw/llm | 高 | 中 | - |
| Claude Code | 低 | 高 | 必須 |
横道: チームとして活用しているツールたち #1
- Gemini (Notebookなど)
- Notebook にソースをまとめ、キャッチアップや振り返りに使う。チームへの共有も簡単
- Google Drive 上のデータを検索・解説させる
- Slack AI
- 社内情報を誰かに聞く前に雑に問い合わせる
横道: チームとして活用しているツールたち #2
- Kiro
- AWS 謹製の AI エージェントツールで、IDE と CLI がある
- IAM Identity Center と連携でき、ライセンス管理が AWS 内で完結する
- CCoE として、利用部門向けに Kiro の活用基盤を展開している
- AWS DevOps Agent
- AWS が提供するマネージドな AI オペレーションエージェント
- AWS リソースへの問い合わせが簡単にできる
- アラートの調査を自動で実行し、初期調査の負担を減らせる
- 事前準備や前提条件が少なく、導入を勧めやすい
おわりに
使ってきた AI ツールの移り変わりを振り返りました。
AI ツールがどんどん便利になっていって、 自分の考え方や立ち回りも変えていく必要を感じています。
- より上位のレイヤーを意識する、関わる
- 考えていることを頭の中からひねり出して AI に渡す
言語化やコミュニケーションがさらに大事になってきそうです。











