Google Workspace CLI(gws)が登場!早速インストールしてClaude Codeから操作してみた

Google Workspace CLI(gws)が登場!早速インストールしてClaude Codeから操作してみた

2026.03.05

こんにちは。サービス開発室の武田です。

Google Workspaceをコマンドラインから操作できるCLIツール「gws」が、Googleの公式Organization(googleworkspace)配下でリリースされました!

https://github.com/googleworkspace/cli

これまでGoogle WorkspaceのCLIツールといえば3rd party製のものしか選択肢がありませんでした。ついにgoogleworkspace orgから出たということで、さっそくインストールしてClaude Codeから触ってみました。

注意: READMEには"This is not an officially supported Google product."という免責事項が記載されています。また、本記事執筆時点(2026年3月)ではv0.3.3であり、v1.0に向けて開発中です。破壊的変更が入る可能性があります。

これまでの選択肢:gogcli

Google Workspaceの統合CLIとしては、2025年12月に公開されたgogcliという3rd party製のツールがありました。Go製で、Gmail・Calendar・Drive・Sheetsなど幅広いサービスに対応しています。複数アカウントのエイリアス管理やコマンドの許可リスト(allowlist)によるサンドボックス実行など、実用的な機能も備えています。

自分は使ったことがなかったんですが、存在は認識していました。

gwsの登場

そこに2026年3月、googleworkspace org配下からgwsが登場しました。

gwsの大きな特徴は、GoogleのDiscovery Serviceからコマンド体系を動的に生成するアプローチです。Google Workspace側でAPIエンドポイントが追加されると、gws側の更新なしに自動で利用できます。

対応サービスもDrive、Gmail、Calendar、Sheets、Docsに加えてChat、Meet、Forms、Slides、Adminなどかなり幅広いです。さらにREADMEでは"built for humans and AI agents"と謳われており、JSONベースの入出力でAIエージェントとの連携を想定した設計になっています。

gogcliとの比較をざっくりまとめてみました。

gws gogcli
リポジトリ googleworkspace/cli steipete/gogcli
公開時期 2026年3月 2025年12月
言語 Rust Go
インストール npm install -g @googleworkspace/cli brew install steipete/tap/gogcli
コマンド体系 Discovery Serviceから動的生成 静的に定義
認証セットアップ gws auth setup(gcloud CLI必要)または手動 手動でOAuthクライアント作成
複数アカウント 対応(エイリアス管理)
出力形式 JSON / テーブル / yaml / csv テーブル(デフォルト)/ JSON / TSV
バージョン(記事執筆時) v0.3.3 v0.11.0

やってみる

インストール

npmパッケージとして公開されています。

npm install -g @googleworkspace/cli
$ gws --version
gws 0.3.3

認証セットアップ

インストールしてgws auth setupを実行してみたところ、エラーになりました。

$ gws auth setup
{
  "error": {
    "code": 400,
    "message": "gcloud CLI not found. Install it from https://cloud.google.com/sdk/docs/install",
    "reason": "validationError"
  }
}

gws auth setupはgcloud CLIに依存しているため、先にインストールが必要です。macOSの場合は以下で入ります。

brew install --cask google-cloud-sdk

gcloudを入れたら、次の2ステップで認証を進めます。

# Step 1: GCPプロジェクト + OAuthの設定(gcloud認証もウィザード内で実施)
gws auth setup

# Step 2: gwsでOAuth2認証(ブラウザが開く)
gws auth login

gws auth setupは対話型のウィザードになっており、gcloudの認証、GCPプロジェクトの作成、必要なAPIの有効化まで一連の流れで進みます。ただし、OAuth同意画面の設定とOAuthクライアントの作成はGCPコンソールでの手動操作が必要でした。ウィザード内で該当するGCPコンソールのURLが案内されるので、それにしたがって操作し、作成されたClient IDとClient Secretをウィザードに貼り付ける流れです。

ウィザードのStep 4ではどのAPIを使用するか選択します。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_1.png

Step 5ではOAuthクライアントの設定。Client IDとSecretを貼り付けます。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_2.png

はじめて作る場合は少々戸惑いますが、ウィザードで案内されているとおり作りましょう。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_3.png

設定できたらコピーして、CLIの画面に貼り付ければ設定完了です。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_4.png

設定完了後、gws auth loginをたたくとスコープの設定が表示されます。今回はそのままEnter。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_5.png

なお、gcloud CLIが必要なのはgws auth setupのウィザードだけです。GCPコンソールからOAuthクライアントを手動で作成し、環境変数やclient_secret.jsonで設定すればgcloudなしでも利用できます。READMEにも「Manual OAuth setup」としてgcloud不要の手順が記載されています。

認証状態はgws auth statusで確認できます。

$ gws auth status
{
  "auth_method": "oauth2",
  "token_valid": true,
  "storage": "encrypted",
  "enabled_api_count": 40,
  "scope_count": 42,
  ...
}

40個のAPIが有効化され、42個のスコープが付与されていることが確認できました。

Claude Codeから操作してみた

ここからが本番です。認証が通った状態で、Claude Codeにgwsコマンドを使わせてみます。

カレンダーの予定を確認

「今日の予定を教えて」と聞いてみると、Claude Codeが次のようなコマンドを組み立て実行してくれました。

gws calendar events list --params '{
  "calendarId": "primary",
  "maxResults": 5,
  "timeMin": "2026-03-05T00:00:00+09:00",
  "timeMax": "2026-03-06T00:00:00+09:00",
  "singleEvents": true,
  "orderBy": "startTime"
}'

JSONで予定の一覧が返ってきます。勤務場所(在宅勤務)やミーティングのタイトル・参加者・Google Meetリンクまで取得できました。

Google Driveのファイル一覧

--format tableでテーブル出力にすると見やすいです。

gws drive files list \
  --params '{"pageSize": 5, "orderBy": "modifiedTime desc"}' \
  --format table
id                                            kind        mimeType                                 name
────────────────────────────────────────────  ──────────  ───────────────────────────────────────  ──────────────────
1aBcDeFgHiJkLmNoPqRsTuVwXyZ0123456789abcde-s  drive#file  application/vnd.google-apps.spreadsheet  予算管理_2026
2xYzAbCdEfGhIjKlMnOpQrStUvWx9876543210fghi-c  drive#file  application/vnd.google-apps.document     週次レポート
...

Gmailのラベル一覧

gws gmail users labels list --params '{"userId": "me"}' --format table

Gmailのシステムラベル・カスタムラベルの一覧も取得できました。

スプレッドシートの作成 + データ投入

読み取り出けでなく、書き込みもできます。「社員リストのモックデータをスプレッドシートに作成して」と指示してみました。

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_6.png

ヘッダー + 20件、合計273セルが一発で投入できました!

google-workspace-cli-gws-launch-try-claude-code_7.png

自然言語で「モックデータ作って」というだけで、Claude Codeがカラム構成からデータの生成、API呼び出しまで全部やってくれるのは体験としてよいですね。

まとめ

googleworkspace orgからCLIツールが出た!ということでさっそく試してみましたが、インストールからセットアップ、実際の操作までスムーズに進められました。

OAuthクライアントの作成など一部手動操作はありますが、gws auth setupのウィザードが手順を案内してくれるので迷うことはなかったです。Discovery Serviceベースの動的なコマンド生成もgwsならではの特徴ですね。

JSONベースの入出力でAIエージェントとの連携を想定した設計になっているだけあって、Claude Codeとの相性もばっちりでした。自然言語で指示するだけでGoogle Workspaceの操作がそのまま実行できるのは便利ですね。

まだv0.3.3と開発初期のフェーズですが、今後の発展が楽しみなツールです。

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