この記事では、クラスメソッドの2023年の新卒研修をご紹介します。
研修の目的
研修の目的は以下のようなものを掲げています。
オープンな発想と高い技術力を持つ人間となるための土台を作る。
それによって、配属後に円滑に業務に取り組むことができる状態になる。
- 配属後に割り当てられた業務をやってみることができるようにする
- 仕事を楽しむことができるようにする
- CLPを理解し、時間をかけて体現をしていくための土台をつくること
なお、CLPはクラスメソッドのカルチャーを明文化したものです。
2023年度の研修テーマ
2023年度の研修テーマは以下です。
「価値を生み出すソフトスキル・ハードスキルを実践を通して身につける」
前年からのふりかえりを踏まえ、
- 配属後の業務とのつながりの強化
- ソフトスキルの習得強化
を意図して今回のテーマになっています。
研修の期間
- 2023年4月頭〜2023年6月末
カリキュラム
共通研修 - 2023/04/03 〜 2023/04/14
| 名前 | 概要 |
|---|---|
| 就業規則、労基法 | 働く上で最低限必要な労務関連知識を身につける |
| コンプライアンス研修 | コンプライアンスに関する基本知識を身につける |
| タイピングの高速化 Level1 | 最低限のタイピング速度を身につける |
| ビジネスマナー研修 | 社会人としての基本的なビジネスマナーを身につける |
| ダイバーシティ研修 | 多様性を受け入れ、ともに成長してもらう |
| ストレングスファインダー研修 | 自分の持つ強みや才能に気づき、それを活かした成長を促す。 他者の強みを知ることで、双方の成長に貢献しあえるような関係を築けるようにする |
| カルチャー研修 | クラスメソッドのカルチャーを理解する |
| ブログ研修 | なぜブログを書く必要があるのかを理解する。執筆ノウハウに関して知る |
| フィードバック研修 | フィードバックについて理解する。 フィードバックをすること、フィードバックを受けることができるようにする |
| 相手の期待に応える | 新卒採用ページを作ることを通じて相手の期待に応えることの大切さを理解する |
| LT大会 | 発信することに慣れる。その楽しさを体験する |
| ペア読書 | 2023年の新コンテンツ |
| 価値観を探究する | 2023年の新コンテンツ。自分の価値観を知り、CLPとのつながりを理解する |
| ワークショップ研修 | 2023年の新コンテンツ。詳細はこちら → レポート記事1, レポート記事2 |
開発者研修 - 2023/04/17 〜 2023/06/30
| 名前 | 概要 |
|---|---|
| エンジニアの教養 | エンジニアのとしてより高いところを目指す上で必要となる知識・スキルを身につける。 メタ学習、タスクばらし。 詳細はこちら → レポート記事 |
| Linux 基礎 | 開発、構築、運用における必修スキルである CUI による操作と結果の把握を習得する |
| AWS 基礎 | AWSを用いたシステムについて会話できるようになる |
| クラウドセキュリティ | セキュリティインシデントを未然に防ぐための知識を習得する |
| SQL 基礎 | メンバーとしてシステム開発プロジェクトに参加する際、上司の指示の下、 適切なデータベース操作ができるようになる |
| Git / GitHub |
IT職の前提となっているバージョンコントロール、およびチーム開発の基礎であるGitHubの使い方を習得する
|
| ソフトウェアテスト | ソフトウェアの品質担保を実践するための知識を習得する |
| 開発プロセス | どうすれば開発プロセスを効率化できるかを考えるための知識を習得する |
| 顧客に関わる研修 | お客様との関わりを知るためにお客様とのやりとりの様子を見学する |
| 文書作成入門 | 2023年の新コンテンツ。 お客様のペインを正しく捉え、適切な（テキスト）コミュニケーションをとって問題解決する基礎を身につける |
| エンジニアのキャリア研修 | 2023年の新コンテンツ。 一般的なエンジニアのキャリアパスを知る。クラスメソッドのエンジニアのキャリアパスを知る。クラスメソッドのキャリアの事例を知る。エンジニアのキャリアの考え方を知る |
| チーム開発によるシステム構築 | 利用者に価値を提供するために、チームで協力してソフトウェアを開発することを学ぶ |
発展課題 - 2023/04/03 〜 2023/06/30
クラスメソッドの新卒研修では、自習型の研修があることや、すべての時間を埋めきっていないため、各自が空き時間で自発的に学習できるように発展課題を用意しています。
| 名前 | 概要 |
|---|---|
| 個人のふりかえり | 定期的なふりかえりによる自己改善を社会人のスタート時に身につけることで、自身の成長角度を大きくすること |
| 問題解決 | すべての仕事は問題解決です。問題解決の基礎を知ることで、今後の業務で発生する問題の解決に活かすこと。 問題解決入門ZennBook |
| 正しく伝える技術 |
仕事において他者とのコミュニケーションは必須です。
伝えたいことを正しく伝え、正しく受け取ることができなければ、その後のタスクを正確に実施したところで成果は伴いません。そのために正しく伝える技術の基本を身につけること。
|
| コミュニケーション力と時間管理 | 信頼関係を構築し、仕事で成果を出す為のコミュニケーション・時間管理の基本を学ぶこと |
| グループワーク・ガイドブック 話し合い方入門 | 話し合いの考え方からすぐにマネして使えるテクニックを学ぶ |
| ブログに関するノウハウ習得 | ブログ執筆のノウハウを知ること |
| 自発的なブログ発信 |
ブログによるアウトプットの習慣を作ること
|
| HTTP入門 | ウェブの開発において必要となるHTTPの基礎知識を身につけることで、関連する業務の前提を整えること |
| AWS CLF対策 | Udemyの講座 |
| AWS SAA対策 | Udemyの講座 |
エルダー制
2022年から導入したエルダー制度を今年も継続しました。
エルダーの責務
- 入社直後をともに過ごす同僚
- 新卒の疑問解消
- アラートの察知
具体的な業務
- 朝会でのコミュニケーション
- 定期1on1
- 個別の質疑応答
エルダー担当者のレポート
2022年度との差分
まとめ
各部門の研修講師のみなさん、エルダー担当の2人に協力いただき、今年も新卒研修を無事に終えることができました。
皆さんの協力に感謝です！
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