有償サービスTwitter Blueはどんな人向け?実際に申し込んで考えてみた #Twitterblue

有償サービスTwitter Blueはどんな人向け?実際に申し込んで考えてみた #Twitterblue

プロフィールどうなる?UI変更は?投稿後の編集ってどう?ブックマーク増えると何がうれしい?気になって調べてみました!
Clock Icon2023.01.12

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Twitterしてますか皆さん。かねてより噂されていた「Twitter Blue」有料サービスの登録および利用が開始となりました。iPhoneのスクリーンタイムを見るといつもTwitterの利用がトップになっている身としてはぜひ、と申し込んでみたのでその内容をお話しします。

「質の高い会話が見つかりやすくなる」

まずはこのサブスクリプションサービスがどんなものかTwitter公式サイトのアナウンス内容を確認します

Twitter Blueは、Twitterで質の高い会話が見つかりやすくなるプレミアムサブスクリプションサービスです。
Twitter Blueはオプトイン方式の有料制サブスクリプションで、アカウントに青いチェックマークを追加したり、「ツイートを編集」などの選りすぐりの機能をいち早く利用したりすることができます。

つまり、これまでいわゆるTwitterの審査を経たユーザーのみスクリーンネーム横についていた青いチェックマークが課金によって付与されたり(可能性が高まる)機能追加したりするもののようです。普段あまり質の高い会話をタイムラインに投下しない身としてはやはり気になる。

ポップアップされる機能ハイライトにはこのような記載が。自分のアカウントに対するエンゲージメントを高めたい人向けのツイートや検索結果の優先表示、動画投稿の上限緩和、フォローした人のツイートに集中したい人にはありがたい広告表示回数減など、様々な人の「こうだったらいいのに」がパッケージされたもののようです。

ほかにも色々あるようなので、とりあえず申し込んでみます。設定へ移動し「Twitter Blue」をクリックして登録画面へ。

ここを入力すれば即完了。費用はiOS経由だと月額1380円、Twitterのサイトから直接(おなじみStripe経由)カード決済すると月額980円です。

なおTwitter Blueのサブスクリプションには条件があり、作成後90日が経過していること、電話番号の認証を済ませているといった裏付けが必要です。またアカウント名を変更することで青いチェックマークが消えたり、アカウント審査中の名前変更ができないなど制限事項もあるので、実施はよきタイミングを見つけてやりましょう。

開始直後に使えるTwitter Blue機能

わたしが個人情報とカード番号を入力したときはもう決済完了直後からTwitter Blue化しました。ただしアカウントへの青マークが付与されるには審査の時間が必要なようです。具体的な審査時間は不明で、実例として申込みから半日経過した私のアカウントは審査中のままです。

個人的にはマーク付与よりも実際の操作に関わる機能追加が気になるので、下記にて一つずつ見ていきます。

Twitterアプリ画面変更

まずはわかりやすい見た目変更から。いわゆる着せ替えができるようになります。まずはホーム画面に表示されるアプリアイコンを変えてみます。いつもの水色に加えて単色5種類+模様2種類が選択肢に加わります。

好みのアイコンを選択すると、すぐに色変更が反映されます。スプラトゥーンみたいでいいですね、お薦めのブキは52ガロンです。

続いての変更項目はテーマカラー。ツイートやプロフィール内のリンク部分やツイートボタンの色を選べるようになります。一見地味そうですが「こんなに違うものか」という驚きがありました。

あとはナビゲーションバー(アプリのフッターメニュー)表示数・順序変更もできます。必須項目である「ホーム」以外に項目を最大5つまで組み合わせましょう。「ブックマーク」「話題の記事」にTwitter Blueのバッジが付いていて今回の拡張機能だとわかりますね。

UI改変は今のところ以上です。次は読む機能の更新部分にいきます。

購読機能「話題の記事」「ブックマーク」拡張

Twitterは発信媒体というより情報収集ツールとして使っている方のほうが多いと思います。自分も普段からトレンドや選択式トピックを通じて速報や世間の反応を拾っていました。で、今回Twitter Blueで実装された「話題の記事」と「ブックマーク」の拡張はその選択肢とアクションを広げてくれるものでした。

「話題の記事」は、フォローしているアカウントで重要度を並べる記事リストです。Twitterの説明では「フォローしているユーザーがフォローしているアカウントでは結果の範囲が広がり、あなたがフォローしているユーザーだけでなくそのユーザーがフォローしているアカウントによって最も多く共有された記事も表示されます」とあって一見よくわからないのですが、実際はニュース記事に対して「ニュース記事に対してフォロー中のアカウントが何人言及しているかリスト化される」+「フォロー中の人がフォローしているアカウントの言及数も見られる」というものでした。

これがそのリストです。ツイートで言及されたアカウント数順に記事URLが表示されており、ぼかしを入れていますが実際のアイコン一覧もあるので「どのクラスタのフォロイーがツイートしたか」がわかりやすいです。このリストを「集計範囲(過去1 / 2 / 4 / 8 / 24時間)」と前述の「フォロイー / フォロイーがフォローしているアカウント」で選ぶことができます。

リストの中から記事をクリックしてみると、さらに対象URLに対してユーザーがどんなツイートをしているのかもリスト化されます。単に公式RTしただけの人もリストに載るので、読むというよりは反応集かもしれません。また前述のURL一覧もテーマごとでまとめたりはしないので重複しそう。今後のさらなる改善を切望します。

もうひとつ、「ブックマーク」の機能拡張はこれまで1つだったブックマークをフォルダを作って整理できるというもので、個人的にはとてもありがたいところでした。

上が実際にフォルダをいくつか作ってみた状態です。現状フォルダの色を設定したりアイコンを独自のものにしたりができないので、ここも今後の更新に待ちたいところです。

読む機能の紹介を終え、次は投稿に関する機能紹介です。

Twitter投稿前後の編集機能

投稿したツイートを、あとで書き換えられる。ーー誤字脱字をしたり急に意見が変わってツイ消しをしたりするツイッタラー待望の機能の登場です。Twitter Blueではツイートを行ったあとでも、その内容を30分間変更が可能になりました!

さっそくツイートを投稿し、その上から何度も書き換えてみた結果をご覧ください。

投稿内容はURLやタイムスタンプを変えることなくガラッと差し替えることができますし、リンクしたものであればOGPも書き換わる。そして投稿後に修正を行ったものはすべて「バージョン履歴」として追跡が可能になっています。さらに、この画面だと正しく出ていませんが「いいね」やリツイート数も累計で表示されます。

これ最高!ツイ消し職人の夜明けだ!と喜び、おそらく色々な使い方を想像した人もいるかと思いますが、重要な落とし穴としてバージョン履歴は自分以外の人にも見えてしまいます。繰り返します。修正する前の内容は閲覧可能なままです。

ツイートのタイムスタンプ横にあるペン型の画像をクリックすると、上で紹介した履歴が「誰でも」見えますのでご注意ください。これによって炎上的なバズを生んだあとに内容を差し替える釣り行為や悪用ができない、という意味では良いものの、例えば「出してはいけない写真を上げてしまったので修正して上げ直し」などをしてしまうとその差分によってより広まってしまうことにもなりかねません。ご注意ください。

あとは細かいところですが、ツイートボタンを押してからアップされるまで少しシンキングタイムができました。地味に嬉しい。

ほかにも、投稿に関しては「最大で長さが60分まで、ファイルサイズが2GBまでの動画(1080p)」という長尺&高画質な動画をアップできるようになりましたし、以前「長文投稿が可能に」という報道もありましたのでこちらも今後さらなる拡張があることでしょう。

実装予定の機能および今後

今の段階ではまだアカウントの青スタンプの審査が終わっていないため、TLや検索結果に自分のアカウントが優先表示されるなどの実態や効果は未知数です。アップデートがあれば更新しますね。

冒頭の特徴にも書いてあった通り、Twitter Blueのメリットは「新機能をいち早く試せる」ところにあるということで、TwitterはTwitter Blueラボというページでその状況を公開しています。享受できるメリットが多いに越したことはないので、大小問わず色々追加してほしいです。新CEOおよび従業員の皆様よろしくおねがいします、いつもお世話になっております。

Twitter BlueでTwitterはどう変わる?

駆け足気味にいくつか紹介してみましたが、個人的にはこれからに期待的な、可能性の多いサービスに感じました。ブックマーク拡張など基本機能がさらに便利になる一方で、追跡可能なツイート編集など一見「どう使っていく…?」とユーザー側で使い方を考える必要のあるものがあるなど変更点は様々でした。このあたりの解決策が「話題の記事」として上がってくるような世界だとうれしいですね。

以上のことから、Twitter Blueがどんな人向けなのか考えてみると、現状はこういった方々にお薦めなのかな、という所感です。

  • 個人または担当アカウントの存在感を高めたいユーザー:ツイートやアカウントの露出増を利用しつつ、逆に悪目立ちしないような気遣いもできると◎
  • フォロー欄を厳選して情報収集しているユーザー:「話題の記事」をマイクロソーシャルブックマーク的に活用できる
  • 広告を少しでも減らしたいユーザー
  • 動画投稿が多いユーザー
  • 何はともあれ上陸したてのサービスなので、これからどうなっていくのかたのしみですね。面白い使い方がもしあればぜひツイートして紹介していただけると幸いです!

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