Proflly開発チームで行っている勉強会の内容を紹介します(月刊Proflly2022年8月号)

Proflly開発チームで行っている勉強会の内容を紹介します(月刊Proflly2022年8月号)

もし8時間、木を切る時間を与えられたら、そのうち6時間を私は斧を研ぐのに使うだろう
Clock Icon2022.08.23

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新規事業統括部 Profllyチームの持田です。
私達のチームでは、Profllyというプロフィールビュアーサービスを開発・提供しています。

Profllyってなんぞや?と興味を持っていただけた方は、以下のブログなどをご参照いただけると嬉しいです。

今回のエントリでは、Profllyの開発チームで定期的に行っている勉強会について紹介したいと思います。

開発チームでの勉強会

Profllyチームは普段スクラムによる開発を行っていますが、日々のストーリー対応とは別に、大体1時間/週のペースで開発メンバーによる勉強会を定期的に実施しています。

開発メンバーによる勉強会は、主に以下の目的で開催されています。

  • プロダクトのロードマップに基づき、将来実装で利用するかもしれない技術のスキルを獲得する
  • 目の前のストーリー対応に追われ「木こりのジレンマ」に陥らないよう、斧(スキル)を研ぐ
  • スキルマップ上で属人的になっていそうな技術スタックのスキルについて、チーム全体で底上げする
  • プロダクトをより良くできるような技術トピックについて、チームで学習やディスカッションを行う
  • (個人的に気になっている技術について、チームを巻き込んでワイガヤしながら学習する)

また、勉強会の内容についてはネタ帳のIssueを用意して、事前にメンバーが学習したいネタやトピックをどんどん書き込んでおき、メンバーでどの内容にしたいか話し合って決めます。

勉強会の参加者は基本的にProfllyの開発メンバーですが、勉強会の内容によってはより詳しい別部署のメンバーにお願いして講師をしてもらったり、プロダクト開発について色々なスキルを伸ばしたい他チーム所属の若手メンバーが参加することもあります。

これまでに実施した勉強会の内容

振り返りも兼ねて、これまでにProflly開発チームで実施した勉強会の内容を一部紹介してみます。

「ドメイン駆動設計 モデリング/実装ガイド」読書会

書籍 「ドメイン駆動設計 モデリング/実装ガイド」の読書会です。

【書評】ドメイン駆動設計 モデリング/実装ガイド

DDDを学びたいメンバーや、元々この書籍を読んでいたメンバーの声(この本おすすめ!)から実施するに至りました。
さすがに1時間で読書会を完走するのは無理なので、こちらは3ヶ月ぐらいに渡り実施しました。
上記書評にもありますが、書籍内に具体例が多くて理解しやすく、チームでDDDを学ぶとても良い機会になりました。

最近のAWSアップデートでProfllyに取り込めそうなものキャッチアップ会

AWSは日々それぞれのサービスでアップデートが実施されていますが、既にプロダクトで採用している/近しいサービスのアップデートでプロダクトに取り込めそうなものがないか、チームで確認を行う会です。
こちらはre:Inventの開催後や四半期に一度など、継続して実施することにしています。

メンバーも日々最新情報をチェックしているものの、見逃したりすることもあるので、チームで最新情報を共有したりKAIZEN Issueを作る良い機会となっています。

また、アップデートによってこれまで利用できていなかったサービスが導入できそう・・!となったりすることもあるので、プロダクトのアーキテクチャを見直したり、将来的にはこう改善したいよね、といった話をする機会にもなっています。

OSSにContributeで感謝会

Profllyでは多くのOSSライブラリにお世話になっていますが、OSSを利用するだけじゃなくきちんとコントリビュートして還元しましょう、ということでOSS感謝会を実施しました。
各自プロダクトで利用しているOSSで改善できるところがないかを確認し、可能であればPRを出すところまで頑張ります。

1時間だと大きめのPRを出すのは難しかったですが、各自ドキュメントの修正やちょっとした改善などのPRを出すことができました。

競プロの問題をやってみよう会

こちらは競プロに興味のあるメンバーの発案で実施されました。
競プロのサービスなどで公開されている問題を各自もくもくと解く会です。メンバーに現役バリバリの競プロ勢がいないため、比較的優しい問題を解くところからスタートしています。

Profllyはフロントエンド/バックエンド/インフラの言語を全て TypeScript で統一しているため、一応のルールとして TypeScript で問題を解くようにしています。
2022年6月の初開催以来2ヶ月で3回も実施されており、今後も継続して開催されるであろう人気の会です(多分

他にも、似たような内容として type-challengesに挑戦する会もあったりします。

OWASP Juice ShopでWebアプリの脆弱性を体験する会

Webセキュリティの有名な指標として OWASP Top10がありますが、より理解を深めるためにOWASP Juice Shopを各自構築して脆弱性を調査してみよう、という会です。

OWASP Juice Shop でWebアプリの脆弱性を体験してみる

みんなでワイガヤしながら構築したWebアプリにアタックしていましたが、Sandboxとは理解しつつもなんとなく背徳感がありましたw

Figma勉強会

Proflly担当のデザイナーに講師をしてもらい、Figmaの基本的な使い方を学ぶ会です。
ProfllyではUIデザインのツールとしてFigmaを活用していますが、基本はデザイナーの方が利用しているため、エンジニアロールのメンバーも最低限使えるようにしておきましょう、ということで開催されました。

こちらの記事 を参考にしながら、各自実際に手を動かしてワイヤーフレームを作ってみたりしました。
自分も開催前はFigmaの使い方をよくわかっていなかったので、とても勉強になる会でした。

NFTなにそれ美味しいの会

現在ProfllyはNFTとは特に関係がないサービスですが、メンバーの技術的興味&チームにちょっとだけNFTの技術に詳しいメンバーがいるので開催されました。
NFTとは何か?(もしくは何ではないか)から技術的な概要まで、NFTに関する概要をサラッと学ぶことができました。
将来的にサービス上でトークンを発行することになったら(?)、勉強会で学んだ内容が役立ちそうですw

おわりに

今回の月刊Profllyは、主に開発メンバーで実施している勉強会について紹介しました。

改めて振り返ってみると、色々な種類の勉強会を実施していますね。チームでは、今回取り上げた内容以外にも特定のAWSサービスに関する勉強会など様々な内容のものを開催しています。
今後もメンバーの斧の切れ味が良い状態になるよう、プロダクトに関する技術や各自興味のある内容で勉強会を継続していきたいです。

勉強会のネタとして、参考になる部分が少しでもあれば幸いです。

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