話題の記事

クラスメソッドの自社開発EC/CRMプラットフォーム「prismatix」のご紹介

2019.09.30

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

事業開発部の塩谷( @kwappa )です。

入社初日にジョインしましたブログを公開したところ、結構な数「びっくり」「意外だ」という声がありました。そうかなー意外かな?と理由を考えたところ、B2CのWebサービスを運営する会社に所属していたイメージが強かったからかな、と思い当たりました。

確かに、クラスメソッドはブログとAWSのイメージが強いのは間違いありません。自社プロダクトを展開していることは、あまり知られていないようです。

prismatix

「B2CのWebサービス」ではありませんが、自社で開発・運用しているプロダクトがあります。それが、事業開発部で担当している「prismatix(プリズマティクス)」です。


prismatixとは

ざっくり言うと「EC(eコマース : 電子商取引)とCRM(カスタマーリレーションシップマネジメント : 顧客関係管理)のバックエンドとして各種APIを提供するマイクロサービス群」です。

ビジネス面での特徴

prismatixでは、ECに必要な「カート」「決済」「注文管理」「在庫管理」、CRMに必要な「顧客管理 / 認証」「ポイント / クーポン」などの機能を、それぞれ単独でも利用できる粒度のマイクロサービスとして提供しています。

サービス提供イメージ

マイクロサービスなので、必要な機能だけを選択して導入することができるのが特徴です。ECのみならず自社の店舗や在庫と連携させたオムニチャネルシステムの中核としてフル機能を導入する場合もあれば、認証 / 認可の機能だけを肩代わりするために1サービスのみを導入する場合もあります。

導入企業がそれぞれエンドユーザーに提供したい最適な購入体験をデザインできるよう、prismatixはフロントアプリケーションを持たないAPI群としてサービスを提供しています。

ですので、実際の顧客やスタッフが利用するUI部分は別途開発する必要があります。そのために導入先企業の情報システム部門やベンダーとも協力することもあり、ときには共同開発プロジェクトとして導入を進めることもあります。

余談ながら、このような仕組みを「ヘッドレス・コマース」と呼ぶようになってきました。サービス企画の立案当時はこのようなワードも概念も存在していなかったので、時代がやっとprismatixに追いついてきた、という見方もできるかもしれません。

技術面での特徴

各マイクロサービスは、Spring BootによるJavaアプリケーションです。DockerコンテナとしてECS上で動作し、各種マネージドサービス(DynamoDBRDSKinesisElasticsearchElastiCacheなど)を利用しています。

日常の開発はGitHub + CircleCIの上で回っています。そのほかにタスク管理はZenHub、コミュニケーションはSlack、ドキュメンテーションはConfluence / esa、などのツールを活用しています。

APIを提供するプロダクトですから、開発者向けのドキュメントも整備する必要があります。APIドキュメントはSwagger、開発者向けガイドはGitBookで提供しています。

prismatixのこれまでとこれから

これまで

prismatixはプロダクト名であり、2016年11月に設立されたクラスメソッド子会社の名前でもあります( Prismatix, inc. なので、先頭小文字がプロダクト名 / 先頭大文字が会社名。これ豆知識です)。「クラウドインテグレーター」のイメージが強いクラスメソッドにおいて新たな事業の柱を建てようと、クラスメソッドの事業開発部に所属するメンバーが全員で取り組んでいるプロダクトです。

「小売業界全体にとって価値のあるサービス」を目指して開発してきた結果、導入する企業も順調に増加し、それに伴ってチームも拡大してきました。

これから

そんなprismatixですが、立ち上げからもうすぐ3年というタイミングで「アクセルを踏んでいこう」という決断がされました。

事業において「アクセルを踏む」というのはすなわち投資のことで、ソフトウェアプロダクトにおける投資とはたいてい「人」が対象です。つまり、prismatixというプロダクトの成長をさらに加速させるために、一緒に働くメンバーの採用も加速させていくことになったのです。

一緒に働いてもらうためには、prismatixというプロダクト / 会社をよく知ってもらい、好きになってもらう必要があります。そのための情報発信をやっていくぞ、という決意表明がこの記事です。

プロダクトのこと、技術のこと、一緒に働くメンバーや環境のことなど、これからどんどん発信していきますよ!

prismatixでは一緒に成長していくメンバーを募集しています

ということで、prismatixではエンジニアを中心に絶賛採用強化中です。エントリーはこちらから!

いきなりエントリーは気がひけることもあるかと思いますが、「ちょっと話だけでも聞いてみたいな」と思ったら、まずは会社説明会にご参加いただくのをおすすめします。東京オフィス(秋葉原 / 岩本町)で月に1回以上開催されており、札幌・上越・大阪・岡山・福岡・那覇の各拠点や、ご自宅からリモートで参加することも可能です。開催情報についてはこのブログの「会社説明会」カテゴリをチェックしてみてください。

また、近々このブログと同じ名前の「Developers.IO」というイベントが日本全国で開催されます。事業開発部からは10/26(土) 福岡都元ダイスケが、11/1(金) 東京都元ダイスケ塩谷が登壇します。prismatixと事業開発部に興味を持ってくれた方は、ぜひセッションを聴いたり、直接つかまえて質問してみたりしてください。