
【非エンジニアのためClaude/ClaudeCodeシリーズ】Claude初心者がはじめてCoworkを使って「いつもの作業」を/scheduleで自動化してみた
はじめに
東日本営業本部 北海道営業部の川崎です。
私はクラウド営業をはじめて3か月目です。ClaudeはChat機能は気軽に使うようになったものの、
「Cowork」は名前は知っていても何から手を付ければいいのか分からない状況になっていました。
今回実際に手を動かしてみたところ、思っていたより簡単に「毎回自分でやっていた確認作業」を自動化ができました。
対象の方
- ClaudeのChatは使ったことがあるが、Coworkはこれから
- 「いつも同じことを確認しているだけなのに、それだけで地味に時間がかかる」業務がある
- スケジュール機能を「見逃し防止」だけでなく、「毎回の手打ちをなくす」仕組みとして知りたい
という方に向けて実際にやった手順をまとめます。
Coworkとチャットは何が違うのか
普段のClaudeチャットは「1回聞いて1回答えてもらう」使い方が中心です。一方Coworkは、
- Gmail・Slack・HubSpotなどの**コネクタ(外部ツール連携)**を使いながら
- 複数ステップの作業をまとめて任せられて
- 気に入った作業はそのまま定期実行に切り替えられる
という点が違います。今回の主役はまさに3つ目の「定期実行に切り替える」部分です。
定期実行するにあたり、どのような業務をやっているかを考えた時に、まずは朝メール確認をしていること、
見逃しがないようにしたいことを考え、Coworkにこの仕事を任せてみようと思いました。
Step1: まずは普通に会話で試す
いきなりスケジュール化するのではなく、最初はいつも通り会話で指示を出して、期待通りの結果になるかを確認します。
今回私が試したのは「過去3日分のSlackとGmailの中で、返信・対応が漏れているものを緊急度別に整理する」というタスクです。
過去3日間のSlackとGmailを確認して、対応が必要なものを緊急度別に整理してください。
【高】要アクション:担当割り当てや期限が迫っているもの
【中】返信・対応を検討:返信は必要だが緊急ではないもの
【低】時間があるときに:カジュアルな返信や情報共有のみのもの
各項目は「[出典(HubSpot/Gmail/Slack DM)] 件名 (日付)」の見出しの後に
1〜2文の要約をつけてください。
これをGmail・Slackのコネクタを接続した状態でCoworkに投げると、実際に未返信のメールやDMを緊急度別にまとめて出してくれました。
【高】要アクション
[Gmail] Re: 【次回打ち合わせのご相談】株式会社◯◯ (08/04)
◯◯様より「◯◯サービス」の導入について意見交換希望の返信あり、
8/17前後で日程候補が提示されています。
[Gmail] 招待:◯◯大学様 生成AI活用ご提案 (08/06付・8/10開催)
Google Meetの確定招待。内容準備が必要です。
【中】返信・対応を検討
[Gmail] 招待:【1on1】◯◯さん・◯◯ (08/03付・8/7開催)
金曜16:30の1on1が確定。事前の準備事項があれば確認しておくと良さそうです。
【低】時間があるときに
[Slack DM] ◯◯さん (08/02 10:15)
「今度ランチ行きましょう!」への返信ができていません。カジュアルな返信で十分です。
[Gmail] ◯◯ツール メンテナンスのお知らせ (08/03)
8/10(日)AM2:00〜4:00にシステムメンテナンスあり。返信不要ですが、
予定調整に影響する場合は注意してください。
※今回はダミーの情報を入れています。
Step2: 結果が良ければ、そのまま /schedule で固定化する
■そもそも「コマンド」とは?
Coworkのチャット欄に / から始まる言葉を入力すると、Claudeに特定の動作をお願いできる仕組みがあります。
これを「スラッシュコマンド」と呼びます。
普通の文章で頼むのと違い、/で始まる決まったキーワードを送ることで「これは通常の質問ではなく、特定の機能を呼び出す指示だ」とClaude側に伝えられるイメージです。/scheduleもこのコマンドの1つで、覚えておくと定期実行の設定をすぐに呼び出せます。
■/scheduleとはどんなコマンドか
/schedule は、Cowork内のどの会話でも使えるコマンドです。入力すると、その場の会話内容(=直前までのプロンプトとやり取り)をそのまま定期実行タスクに変換してくれます。
打つと、Claudeから
実行頻度(毎時・毎日・毎週・平日のみ・手動)
実行前に確認するか、自動で実行するか(承認モード)
を選択式で聞かれるので、タップして答えるだけで設定が完了します。コマンドを覚えていなくても、「毎朝7時にこれをやってほしい」と自然な言葉で話しかければ同じ機能が起動します。
作成後はサイドバーの「Scheduled」からいつでも呼び出せて、鉛筆マークで指示文を編集、トグルで一時停止、「今すぐ実行」でテスト実行ができます。頻度や表現を後から微調整したい場合も、ここから直接直せます。
出力に満足したら、同じ会話の中で /schedule と入力します。
/schedule 毎朝7時に実行して
すると、
- 実行頻度(毎時・毎日・毎週・平日のみ・手動)
- 実行前に確認するか、自動で実行するか(承認モード)
をClaudeが選択肢付きで聞いてくれるので、タップして答えるだけでスケジュールタスクが完成します。
ここで助かったのは、プロンプトを別画面にコピペし直す必要がないことでした。「試した内容」が「そのまま本番運用」になるので、迷う工程がありません。
自然な言葉で「毎朝7時にこれをやってほしい」と話しかけても同じように起動するので、コマンドを覚えていなくても大丈夫です。
Step3: 実行環境の違いを知っておく
スケジュールタスクには2パターンあります。
| 使うもの | 実行環境 | 特徴 |
|---|---|---|
| Gmail・Slack・HubSpotなどのコネクタのみ | クラウド | PCの電源やアプリの起動状態に関係なく実行される |
| PC上のローカルファイル・アプリ | ローカル | PCが起動していてClaude Desktopが開いている必要がある |
今回の「未返信チェック」のようにコネクタだけで完結するタスクはクラウドで実行されるので、PCを閉じていても朝には結果が届いています。「PCの電源を落としていて実行されなかった」という失敗が起きにくいのは地味に嬉しいポイントでした。
職種問わず使えそうな例
営業でなくても、「決まって発生する確認・棚卸し作業」はどの職種にもあると思います。いくつか例を挙げます。
- 総務・バックオフィス: 毎朝、社内問い合わせ用チャンネルに溜まった未対応の質問を種類別に整理する
- 人事: 応募者対応で返信が止まっている候補者を週次で洗い出す
- エンジニア: 前日にクローズしたインシデント・障害対応のログをもとに、振り返りメモの下書きを毎朝作っておく
- マーケティング: 自社製品・キャンペーンに関する言及や反応を週次でまとめる
「毎回自分でツールを開いて確認している」作業があれば、それはCoworkのスケジュールタスク化の候補です。
まとめ
- Coworkは「チャットで試す→良ければそのまま固定化する」という流れがシームレスにできる
/scheduleは会話の途中で入力するだけで、その場のプロンプトを定期実行タスクに変換してくれる- コネクタだけで完結するタスクはクラウド実行なので、PCの状態を気にしなくていい
- 営業に限らず、「毎回発生する確認作業」があればどの職種でも応用できる
Claudeのチャットは使っていても、Coworkは「何から始めればいいかわからない」という方は多いと思います。まずは自分が毎日・毎週やっている確認作業を1つ選んで、会話で試してから /schedule してみる、という順番がおすすめです。
また効果として「あの件対応したっけ?」を頭の片隅で覚えておく必要がなくなる、
Slackに通知が行く仕組みのため通勤時間中にも確認ができ、朝の準備が変わるという業務効果もあります。
ぜひ使っていない方は試してみてください。





