Looker米国本社(サンタクルーズ)に訪問してきた #looker #JOINdata

当エントリは2019年アドベントカレンダー『Looker Advent Calendar 2019』の4日目のエントリとなります。

昨日3日目は、myoshibeさんの『LookerのAction Hub機能を使ってLINEにメッセージを送信する』でした。


2019年11月05日(火)〜2019年11月07日(木)にて米国サンフランシスコで開催されたLookerの年次カンファレンスイベント『JOIN 2019』。今年は弊社から計3名のメンバー(しんやたまちゃんyama)が現地参戦していました。

当エントリでは、日程的にはイベント1日目(2019/11/05)、時間軸的にはイベント開催直前に訪問していた、サンタクルーズにあるLooker本社の模様についてレポートしたいと思います。

Looker本社オフィス到着

サンタクルーズのLooker米国本社を訪れたのは下記エントリでも紹介していました『豪華バスツアー』の最終目的地として組み込まれていたものでありました。(※ちなみにサンフランシスコ〜サンタクルーズの往復についてはLooker Japan小野りちこ氏にガイドして頂きました。Looker社本社訪問を含めた素晴らしいガイド、ありがとうございました!)

オフィスの外観はこんな感じ。

受付で申請を済ませて、オフィス訪問ツアー開始です。

オフィスツアーの案内をして頂いたのはEdward Snook氏。2001年から暫くの間日本企業で働いていたこともあって、日本語は非常に堪能。Looker Japanの立ち上げにも尽力されていたナロン翔平氏(『JOIN 2019』のブース訪問等でも非常にお世話になりました)とは宮崎県トーク(ナロン氏は宮崎県出身、Edward氏も宮崎県で働いていた時期があった)でなかなかに奇跡的な"巡り合い"があったそう。

オフィスは現在3フロアにまで拡大。サンフランシスコからサンタクルーズまではそこそこ距離があり、Edward氏曰く『約120km、熱海から松戸くらい』となかなかに的確な例えでその距離感を説明されていましたw

こちらの後ろにあるサーフボード、これは実際に使われているもので、Looker社のFounderの1人、Ben Porterfield氏のもの。

4Fオフィスの各部屋に"オフィス近辺のサーフスポット"の名前を付けるほどのサーフィン好きで、他のオフィスから来た社員が『サーフィンやりたい』と言えばサンタクルーズオフィスのメンバーが『じゃ一緒に行こうよ!』ってのもあったりするそうです。また、Lookerのインターンレッスンにはサーフレッスンも組み込まれているそうです。

DCL(Department of Customer Love)

DCL(Department of Customer Love)は、Lookerならではの特徴的なLookerのサポート部門。

今回の訪問では、このDCLの方々が実際に仕事をされている雰囲気を感じ取る事が出来ました。DCLはLookerでの重要な部門の1つであり、Lookerユーザーの問い合わせにチャットなどを用いて技術サポートを行っています。メンバーそれぞれのデスクは個別に用意されているものは勿論あるのですが、実際仕事をする際は御覧のようにキッチンテーブルに皆で集まって仕事をしているとのこと。対応しているメンバーが直面している問い合わせに応えられない場合、隣に座っているメンバーに協力してもらって回答する、なんてこともやっているそうです。この日はイベント(JOIN 2019)にメンバーを割いているのもあって人数的には少なかったでしたが、メンバーそれぞれが気さくに語り合い、とてもリラックスして仕事をしているように見えました。

仕事量的な部分を聞いてみたところ、1日でおよそ300回のチャット、平均で20分位の時間を掛けているそうです(ちゃんとこの辺のデータもLookerで見れているらしい)。ただ、DCLの場合は1つの問い合わせにパッと応えてはいおしまい、というのだけでは無くて、『ちょっとこういうので悩んでいるんだけれども...』というような相談事についても話し込むこともあるそうです。通常のコールセンターで問い合わせであれば『最初の問い合わせからXX分以内に回答!』みたいなのがあるが、ここでは全く逆。顧客の満足度を重視する形を取っているのが特徴的であり、魅力的に映った部分でした。実際私も問い合わせで親身になって応えて頂いた、というケースを体験していたので、その現場を垣間見ることが出来て良かったです。

また、ダウンタウンにオフィスがあるので、オフィスのコーヒーは近くの喫茶店のものを使っているとのこと。Day.1(2019/11/05)まとめで近辺のコーヒーショップに立ち寄った様にサンタクルーズではコーヒーも有名なので、羨ましくもあります。

Looker導入の『証』を展示

Lookerでは企業への導入を実現出来たらその企業のTシャツを頂き、飾るというのを続けています。下記のものはその一部。

また、それとは別にGoogleからバットも贈られていました。(Googleとのコラボレーションは結構前から続いているものがあるようです。)

オフィス訪問の折、DCLのマネージャーであるJiro Wiseman氏ともお会いすることが出来ました。(※写真右)

社長のオフィスも見ることが出来ました。個別のオフィスルームを持っているのは社長だけ、ではあるのですが、『会議室が足りない』というような場合、社長がいなければ会議室として使っていいよ、となっているそう。

オフィスでは犬も飼える(※但し条件付き)

オフィスでは、所々でこんな風に犬もいました。

オフィスには、仕事として犬の世話(散歩なども含む)を担当している人がいるとのこと。5時間程散歩に連れて行って戻って来てくれるので、犬もオフィスではおとなしくてしています。犬専用のスペースもこんな感じで用意されていて至れり尽くせり。勿論、誰でもどんな犬でもOK...というわけでは無く、オフィスに犬を連れてくるにあたっては色々ルールを策定し、その上で許可をもらった人がこうして犬を連れてこれているのだとか。犬好きの社員に取っては何とも羨ましい制度ですね。

自転車&趣味スペース

オフィスには自転車置場的な場所もちゃんと用意されていました。

また、趣味のスペースも充実していました。これら筐体等、会社が用意したものかと思いきや『社員が勝手に運び込んできた』ものなのだとか。

そして壁に貼っている付箋、何か仕事に関係するものなのかなと思いきや、そんなことは無く『ゲームのハイスコア』を記録したものでした。

新人研修や『内定を出す判断基準』について

こちらは会社の一番大きい会議室。全社会議などで利用しているそうです(その際はガラスの仕切りも全部開けて使用)。Zoomなども使い、各拠点間の中継も可能。

新人研修は月1回実施。全てのオフィスの新人をここサンタクルーズオフィスに呼び寄せ、3日間の研修を行っています。Lookerの歴史、価値、社風等を教え込むそうです。

また、Looker社へ入る時の面接での合否判定の大きな基準となっているのは、その人が『社風に合うかどうか』という点。仕事に対する経験、スキルを持っているけど社風にちょっと合わないとなったら絶対に内定は出さないそうです。おおよそ、判断に関わるメンバーは6〜7人。全員がOKを出せば晴れて内定、となる流れ。逆に、スキル経験はちょっと欠けてるところがあるかもだけど教えられそう、プラス会社にすごくフィットすると思ったら内定を出す場合もあるらしいです。

途中、授乳室(!)を通り過ぎ、

一同はランチを頂いたのでした。

『"Lookerの価値"(Looker Values)』に関する共有事項の紹介

ランチを頂きながら最後に行われたのは、Edward Snook氏(及び小野りちこ氏)による『"Lookerの価値"(Looker Values)』の紹介。スライド資料を踏まえて、採用に関する部分も踏まえたLooker社の考え方などをお話して頂きました。

DCL(Department Customer Love)

  • "Customer Love"、米国では珍しい名称ではある(ほぼどこも使っていない、米国ではLooker社くらい)
    • お客様は重要ですか?というもの、勿論お客様重視を謳っている企業は沢山あるが、こういうフレーズを使っているところは他に無い
    • Lookerは昔からこのフレーズを用い、顧客を重視している
  • Lookerはどちらかと言うと技術寄りのサービス。なので導入はしっかりとサポートし、ちゃんとユーザーがLookerを活用出来るように手伝っていこうね、というスタンスを続けている
  • サポート部門としてDCLを作り、『時間を掛けても、お客様がハッピーになれればOK』という考え
  • DCLはサンタクルーズの他、ダブリンにもメンバーが在籍
  • 東京オフィス設立にあたって、DCLの人材を東京にも置くかどうか、議論を行った。方針としては『日本語でのチャットサポートも重要であり必須である』という結論となり、営業メンバーよりも先に(!)DCLメンバーを採用する流れに(※DCLの重要さが分かるエピソードですね)
  • チャットは1to1が殆どだが、状況によっては複数チャットを同時並行して捌くメンバーも居るのだとか。

Check Your EGO

  • Looker社の社員の中には、PCに貼って常にこのメッセージを心に留めているという人も多いというこのパート。
  • "No assholes"というワード、これはすごく重要。Looker社に入ったらみんな教わること。
    • どちらかというと肩書(Title)主義な人の場合、どうしてもエゴというか利己的になる部分が抜けきれず、この文化にアジャストするのが大変だった。
    • 『自分のためじゃなく、Lookerのために働く』という考え

True

  • 誠実さを大事にして行こう、という思い。これは最近新しく取り入れたもの。
  • Looker社では社内で『meta』というシステムを使って売上などを含めた社内の情報を全て公開・共有している。
    • 会社全体、部署のみならず、社員個人のもの(!)まで(誰がどのくらいの売上を上げていて、どういうお客様がいるか)見えるらしい
    • 『情報をガラス張りにしないと意味ないでしょ、でないとBIを入れる意味が無い』という考えからこうなった

The KITCHEN TABLE

  • Looker、昔は小さな会社だった。役割もきちんと分けられていなくて、色々な業務を1人でやりくりする...という状況。
  • そんな中で『教えながら学んでいく』というスタイルが出来上がる。DCLがこれの延長線上にある
  • キッチンテーブル、サンフランシスコやダブリンには設定されている。東京には現在(スペースの都合で)置けていないですが、いずれは東京にも置きたい。
  • 逆に、マニュアル的なものは存在しない。(これは良いのか悪いのかは分からないが)
    • 最初入った時は『分からなかったらSlackに質問を投げて。誰かが拾ってくれるから』と言われ、半信半疑で質問を投げてみたらすぐに返事が来た。最初は戸惑ったが今はもう慣れた

TIME TO SHRED

  • スラングの一種、『休んでね。』の意
  • ワークライフバランスが重要。米国だと有給休暇何日取れよ、とかは設定されていない(日本だと法律で定められているものがある)ので意識的に取り組む必要がある
  • 遊ぶ時は遊ぼう!

BELONGING

  • 自分らしくいられることが大事
  • 『そういう場所じゃないと、みんな精一杯頑張れないでしょ』という思いから、こういうバリューも共有するようになった

Lookerを構成する3つの柱『DEI』 - 多様性、公平性、包含

  • Looker社では社内外での『行動規範』を明文化しており、日本向けにもこういった内容は展開している。
  • 直近最新のものについてはEdward Snook氏が内容を見直し、共有している。(※ちょうどこの訪問及びイベントの後、Edward Snook氏は来日。各種イベントへの参加と共に、日本メンバーへの情報共有を行ったと思われます)

 

まとめ

という訳で、Lookerのカンファレンスイベント『JOIN 2019』参戦の折にLooker本社に訪問してきた記録のご紹介でした。

オフィスの広さも想像以上でしたし、何より驚いたのはその自由さと雰囲気の良さ。訪問の最後に行われた説明を聞いて、その良さについても『なるほど』となった次第でした。カルチャーを大切にするその姿勢、弊社クラスメソッドも見習いたいと思います。

では、明日のアドベントカレンダーもお楽しみに!