[アップデート] Amazon SageMaker Unified Studio が日本語を含む 12 言語の UI 表示をサポートしました
クラウド事業本部の石川です。Amazon SageMaker Unified Studio が、日本語を含む 12 言語の UI 表示(ローカライズ)に対応しました。ブラウザの言語設定に応じた自動表示に加えて、プロファイルから任意の言語を手動で選択できます。英語 UI に不慣れなメンバーを含むチームでも導入しやすくなる、地味ながら裾野の広いアップデートです。
Amazon SageMaker Unified Studio とは
Amazon SageMaker Unified Studio は、データの準備・分析から機械学習(ML)モデルの開発・デプロイまでを単一の統合開発環境(IDE)に集約したサービスです。2024 年の re:Invent で「次世代の Amazon SageMaker」として発表され、一般提供(GA)が開始されています。
SQL ベースの Query Editor、Visual ETL、サーバーレスノートブック、JupyterLab、Editor for VS Code といった開発環境に加え、MLflow や Training jobs、Inference endpoints などの ML ワークフローまでを、単一の画面から横断的に扱える点が特徴です。
アップデート内容
今回のアップデートにより、Amazon SageMaker Unified Studio の UI が 12 言語で表示できるようになりました。
主な変更点は以下のとおりです。
- UI 全体が 12 言語のローカライズ表示に対応
- ブラウザのデフォルト言語設定に基づき、表示言語を自動検出
- プロファイル設定の「Language selector」から表示言語を手動で選択可能
- 選択した言語は Amazon SageMaker Unified Studio の全ページに適用され、設定は自動保存・セッション間で維持
- AWS IAM Identity Center ベース/IAM ベースの両ドメインで利用可能
対応する 12 言語は、英語(米国)、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、トルコ語です。
利用方法
特別な設定は不要で、初回アクセス時にはブラウザのデフォルト言語設定に基づいて表示言語が自動的に決定されます。表示言語を変更したい場合は、プロファイルから手動で選択します。
手動で表示言語を変更する手順は次のとおりです。
- 画面右上のプロファイルアイコンを選択します。
- 「Language selector」を選択します。
- 一覧から利用したい言語を選択します。
選択した言語は自動的に保存され、次回以降のセッションにも引き継がれます。

利用上の注意
一部の領域は英語表示のまま
本アップデートの時点では、一部の領域はローカライズの対象外で、英語のまま表示されます。対象はドメインのタイプによって異なります。
| ドメインのタイプ | 英語表示のままとなる領域 |
|---|---|
| IAM ベースのドメイン | Catalog の Browse ページ、MLflow |
| IAM Identity Center ベースのドメイン | ML Pipelines、MLflow |
MLflow は両タイプのドメインで未対応です。実験管理やパイプライン周りまで日本語 UI で統一したい場合は、これらの画面で表示が英語に切り替わる点を念頭に置いておくとよいでしょう。
組織やチームへ展開する際の考慮点
表示言語はブラウザ設定から自動検出されるため、これまで英語 UI を前提に作成した社内手順書や教育資料と、実際の画面表示が食い違う可能性があります。チーム内で UI 言語が混在すると、画面共有時のボタン名の指示などでコミュニケーションのずれが生じることもあります。組織で展開する際は、標準とする表示言語をあらかじめ取り決めておくとスムーズです。
なお、本アップデートはあくまで UI の表示言語に関するものです。AWS CLI や SDK、API のレスポンス、AWS 公式ドキュメントの言語は本アップデートの対象ではない点にご注意ください。
最後に
Amazon SageMaker Unified Studio が、日本語を含む 12 言語の UI ローカライズ表示に対応しました。ブラウザ設定からの自動検出と、プロファイルからの手動選択の両方に対応しており、追加料金についての言及はありません。一方で、MLflow など一部の領域は引き続き英語表示となる点には注意が必要です。
英語 UI がネックでこれまで Amazon SageMaker Unified Studio の社内展開をためらっていたチームにとっては、利用のハードルが一段下がるアップデートです。まずは日本語 UI に切り替えて、使い勝手を確認してみてはいかがでしょうか。






