クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2026年8月号

クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2026年8月号

今月はストリーミングデータをレイクハウスへ直接配信する仕組みとデータ品質・リネージの自動化が大きく進み、AI コーディングエージェント連携も各サービスで実装されました。注目アップデートを紹介していきます。
2026.08.02

クラウド事業本部コンサルティング部の石川です。今月は、Amazon OpenSearch Service にログ分析特化のエンジン(Optimized)が登場し、Amazon MSK Express brokers が Apache Kafka のデータを Amazon S3 と Apache Iceberg のストリーミングテーブルへ直接配信できるようになりました。AWS Glue Data Quality も異常検知と分布統計に対応しています。ストリーミングからレイクハウスへ「つなぎ込みを書かずに届ける」方向と、データ品質・リネージといったガバナンス機能の自動化が同時に進んだ月という印象です。他にもアップデートがあるので紹介します!

Amazon SageMaker Unified Studio

新機能・アップデート

2026/07/02 - Amazon SageMaker Unified Studio now supports Terraform for provisioning

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-unified-studio-terraform/

Amazon SageMaker Unified Studio が Terraform でのプロビジョニングに対応しました。オープンソースの terraform-aws-sagemaker-unified-studio モジュールを使い、バージョン管理されたテンプレートからドメインをデプロイできます。

これにより、プラットフォームチームは SageMaker Unified Studio を既存の IaC パイプラインに組み込み、開発・ステージング・本番アカウント間で一貫性を保てます。モジュールは IAM ロールのプロビジョニングを含むドメインのインフラを扱い、サブモジュールによってブループリントの有効化、プロジェクトプロファイルへの組み込み、プロジェクト作成を個別に実行できます。既存の IAM ロールを使ったプロジェクト作成も可能です。Terraform AWS Cloud Control プロバイダー経由で実現されています。

2026/07/07 - Amazon SageMaker Unified Studio now supports importing existing MWAA environments

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-unified-studio-import-existing-mwaa-environments/

既存の Amazon MWAA 環境を SageMaker Unified Studio のプロジェクトに接続できるようになりました。すでに MWAA を運用しているデータエンジニアやプラットフォームチームは、設定の作り直しや DAG の移行なしに、分析・機械学習と同じインターフェースから Airflow ワークフローを管理できます。

接続するには、プロジェクトの Workflows ツールを開き、コネクション選択画面で「Add connection」を選んで、ドメインとプロジェクトを参照する Airflow の設定を指定します。接続後はプロジェクトメンバーが SageMaker Unified Studio から直接ワークフローの同期・実行・監視を行えます。Apache Airflow 3 以降の環境ではドラッグ&ドロップのビジュアルオーサリングも利用できます。

2026/07/07 - Amazon SageMaker now supports data lineage in IAM-based domains

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-data-lineage-iam-domain

Amazon SageMaker Unified Studio が、IAM ベースドメインでも OpenLineage 互換のデータリネージに対応しました。Amazon EMR、AWS Glue、SageMaker Visual ETL、ノートブックで実行した Apache Spark ジョブからリネージイベントを収集します。これまでは IAM Identity Center ベースのドメインのみの対応でした。

インタラクティブなリネージグラフでは、データがソースから消費までどう流れるかを俯瞰でき、グラフの深さの設定、列レベルリネージを詳細に見るためのイベントタイムスタンプモード、データセットのみを表示するビューが利用できます。両方のドメインタイプで、OpenLineage 互換アプリケーションからのリネージの発行・照会・管理をプログラムから実行できます。DeleteLineageEvent API で公開済みイベントの削除も可能になりました。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260712-amazon-sagemaker-data-lineage-iam-domain/

2026/07/08 - Amazon SageMaker Unified Studio Workflows now supports operators for Amazon Bedrock, S3 Tables, S3 Vectors, and Glue Catalog

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/apache-airflow-operators-amazon-sagemaker-unified-studio-workflows/

SageMaker Unified Studio Workflows に、Amazon Bedrock、Amazon S3 Tables、Amazon S3 Vectors、AWS Glue Data Catalog、Amazon MWAA Serverless 向けの 19 個のオペレーターが追加されました。ビジュアルワークフロークリエイターからタスクを追加するだけで、独自の連携コードを書かずにこれらのサービスをオーケストレーションできます。

具体的には、Bedrock のガードレール管理、S3 Tables と S3 Vectors のリソース作成・削除、Glue Data Catalog のテーブル・データベース管理、MWAA Serverless のワークフロー実行のトリガーが可能です。コンソールを行き来したりカスタム DAG を書いたりする必要が減ります。SageMaker Unified Studio が利用可能な全リージョンで使えます。

2026/07/09 - Amazon SageMaker Unified Studio adds custom asset types to the catalog in IAM-based domains

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/smus-custom-asset-types-iam/

IAM ベースドメインでカスタムアセットタイプがサポートされました。ドメイン管理者は、Amazon S3 上の医用画像ファイル、PowerBI で作成した売上ダッシュボード、サードパーティ製プラットフォームが生成した PDF レポートなど、あらゆる形式のアセットをカタログに登録できます。

管理者は名前・説明・任意のメタデータフォームを指定してカスタムアセットタイプを作成します。そこから個々のアセットを作成し、用語集の用語や README ドキュメントでビジネスコンテキストを付与して公開します。公開後はドメイン内の誰もが名前・タイプ・用語から検索でき、他のカタログアセットと同じガバナンスされたワークフローでサブスクリプションを申請できます。SageMaker Unified Studio が利用可能な全リージョンで使えます。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260718-amazon-smus-custom-asset-types-iam/

2026/07/17 - Amazon SageMaker Unified Studio adds custom visual transforms

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-unified-studio

ビジュアル ETL フローで、カスタムビジュアルトランスフォームの作成・共有・再利用ができるようになりました。データエンジニアは業務固有の変換ロジックを再利用可能な形で構築し、コーディングの専門知識を要求せずにチームへ提供できます。

自作のトランスフォームを共有ライブラリに公開すると、他のメンバーがビジュアル ETL のインターフェースから直接見つけて利用できます。たとえば顧客の電話番号を正規化する、個人情報をマスクする、組織標準のデータ品質チェックを適用するといったトランスフォームが考えられます。同じロジックを複数の ETL ジョブで再利用でき、重複作業の削減と結果の一貫性につながります。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260726-amazon-smus-custom-visual-transform/

2026/07/21 - Amazon SageMaker Unified Studio now supports Amazon OpenSearch

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-unified/

Amazon OpenSearch をデータソースとしてサポートしました。検索・ログ分析のデータを、他のデータ資産と並べて直接クエリ・分析できます。Amazon Redshift、Amazon S3、リレーショナルデータベースなどのデータと、OpenSearch の運用系検索データを 1 つのガバナンスされた環境で組み合わせられます。

たとえば OpenSearch に保存したアプリケーションログやメトリクスをトランザクションデータと結合し、システム性能やユーザー行動の分析に活かせます。利用するにはプロジェクトのデータセクションで Amazon OpenSearch コネクションを追加します。追加後は data explorer に表示され、クエリエディタでの直接クエリ、ノートブックでの探索、ビジュアル ETL ジョブへの組み込みが可能です。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260724-amazon-smus-support-opensearch/

2026/07/30 - Amazon SageMaker Unified Studio brings richer Git version control to all project tools

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-sagemaker-unified-studio-git/

Query Editor、Visual ETL、Workflows、Notebooks のすべてのプロジェクトツールで Git バージョン管理が利用できるようになりました。従来の自動同期方式に代わり、ファイル単位の柔軟なバージョン管理を提供します。これまで Git 連携がなかった Notebooks も対象です。

GitHub、GitLab、Bitbucket のリポジトリに追加することで、追跡するファイルを個別に選べます。ソース管理はプロジェクトレベルで強制されないため、何をいつバージョン管理するかを利用者が決められます。リポジトリはプロジェクト作成と切り離され、後から任意のタイミングで追加できます。1 つのプロジェクトから複数のリポジトリ・ブランチへ同時に接続でき、ブランチ作成、プル、コンフリクト解決をプロジェクト内で完結できます。JupyterLab や Code Editor では組み込みターミナルから Git CLI も使えます。

Amazon DataZone

新機能・アップデート

APIの変更点

2026/07/23 - Amazon DataZone - 1 new 5 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/b71d56-datazone.html

S3 上の ipynb ファイルとのノートブック同期に対応するための API が追加・更新されました。

Amazon Redshift

新機能・アップデート

2026/07/08 - Amazon Redshift RG instances now available on the trailing track

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-redshift-graviton-rg-instances-trailing-track

2026年7月7日より、rg.4xlarge と rg.xlarge が trailing track(P201)でも利用できるようになりました。trailing track は leading track で検証済みのバージョンを使う、本番ワークロードの安定性を重視する方向けのトラックです。

両トラックで RG インスタンスが使えるようになったことで、RA3 比で最大 2.4 倍のクエリ性能と 30% 低い vCPU あたり価格という Graviton のメリットを、トラック選択に縛られず享受できます。マネジメントコンソール、AWS CLI、AWS SDK から新規クラスターのプロビジョニングまたは既存クラスターのリサイズで利用できます。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260709-amazon-redshift-rg-instances-trailing-track/

https://dev.classmethod.jp/articles/redshift-rg-instances-track-switch/

https://aws.amazon.com/blogs/big-data/patch-perfect-automating-amazon-redshift-patch-testing/

2026/07/16 - Amazon Redshift adds rg.large and rg.12xlarge instance sizes

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-redshift-adds-rg-large-12xlarge-instance-sizes

RG インスタンスに rg.large と rg.12xlarge の 2 サイズが追加され、一般提供になりました。既存の RG インスタンスと同じ Graviton ベースの性能特性を持ち、プロビジョンドクラスターのサイジングの選択肢が広がります。

これら 2 サイズは current track(P202)のみで提供されます。trailing track(P201)では引き続き rg.xlarge と rg.4xlarge を利用します。既存の RA3 クラスターは Snapshot and Restore、Elastic Resize、Classic Resize で移行できます。アジアパシフィック (東京) を含む各リージョンで利用可能です。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-redshift-rg-large-12xlarge/

2026/07/29 - Amazon Redshift Data API announces long polling, session management, and flexible batch execution

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-redshift-data-api-longpolling-listsession-flexiblebatchexecute/

Amazon Redshift Data API に 3 つの機能が追加されました。long polling は ExecuteStatement、BatchExecuteStatement、DescribeStatement、GetStatementResult、GetStatementResultV2 で WaitTimeSeconds を指定することで、SQL の完了まで応答を保留し、繰り返しポーリングせずにメタデータや結果を取得できます。

ListSessions は、セッションを再利用するアプリケーションがアクティブなセッションを列挙し、ステータス・コンピュートターゲット・データベースで絞り込めるようにするもので、セッション ID を外部で管理する必要がなくなります。flexible batch execution は BatchExecuteStatement に ExecutionMode パラメータを追加し、AUTO_COMMIT モードでは各 SQL が独立して実行されるため、1 文の失敗がバッチ全体のロールバックにつながりません。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260730-redshift-data-api-longpolling-listsessions/

2026/07/30 - Amazon Redshift RG large and 12xlarge instances now available on the trailing track

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-redshift-rg-large-12xlarge-trailing-track

rg.large と rg.12xlarge が trailing track でも利用可能になりました。パッチ P202 以降で稼働している場合が対象です。

これにより、RG が一般提供されている全リージョンで、trailing メンテナンストラックの利用者も rg.large / rg.12xlarge の Redshift クラスターを作成できます。マネジメントコンソール、AWS CLI、AWS SDK から新規クラスターのプロビジョニングまたは既存クラスターのリサイズで移行できます。

APIの変更点

2026/07/21 - Amazon Redshift - 4 new methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/f78b79-redshift.html

Query Editor V2 の IAM Identity Center アプリケーションを管理する CreateQev2IdcApplication、DescribeQev2IdcApplications、ModifyQev2IdcApplication、DeleteQev2IdcApplication の 4 つの API が追加されました。

2026/07/23 - Redshift Data API Service - 1 new 5 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/b71d56-redshift-data.html

long polling 用の wait-time-seconds パラメータが 5 つの API に追加され、新規 API の ListSessions と、BatchExecuteStatement の execution-mode パラメータが追加されました。

Amazon Redshift Serverless

新機能・アップデート

2026/07/13 - Amazon Redshift Serverless now preserves zero-ETL and Amazon S3 event integrations during snapshot restores

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/redshift-serverless-zetl-autocopy-restore/

Amazon Redshift Serverless で、スナップショットまたはリカバリポイントから同一のサーバーレス名前空間へリストアする際に、zero-ETL 統合と Amazon S3 イベント統合が自動的に保持されるようになりました。

従来はリストアすると関連する統合が failed 状態になり、完了後に手動で作り直す必要がありました。データパイプラインの再設定に時間がかかり、その間データ取り込みが途切れる可能性もありました。今回の改善で統合が維持され、リストア完了後にそのまま動作を再開します。なお対象は同一名前空間へのリストアのみで、別名前空間へのリストアやプロビジョンドクラスターのリストアでは統合は維持されません。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-redshift-serverless-zeroetl-autocopy-restore/

2026/07/24 - Amazon Redshift Serverless now offers All Upfront pricing for 3-year Serverless Reservations

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/redshift-serverless-three-year-auri/

3 年の Serverless Reservations に全額前払い(All Upfront)の支払いオプションが追加され、オンデマンド料金と比べて最大 50% の削減が可能になりました。期間開始時に全額を支払うことで最大の割引が適用されます。

既存の 1 年 No Upfront、1 年 All Upfront、3 年 No Upfront に加わる形で、コスト最適化の選択肢が広がりました。Serverless Reservations は RPU 数をコミットするもので、AWS のペイヤーアカウントレベルで管理され複数アカウント間で共有できます。予約 RPU を超えた使用分は通常のオンデマンド料金です。商用リージョンと AWS GovCloud (US) のうち Redshift Serverless が利用可能な全リージョンで提供されます。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260724-redshift-serverless-three-year-auri/

2026/07/13 - Redshift Serverless - 2 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/d5dccf-redshift-serverless.html

サーバーレス名前空間へのスナップショットリストア時に、データシェアリング、zero-ETL、S3 イベント統合を保持するためのサポートが追加されました。

AWS Glue

新機能・アップデート

2026/07/27 - AWS Glue Data Quality now supports distribution statistics for data profiling

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-glue-data-quality-distribution-profiling

AWS Glue Data Quality に、データの度数分布プロファイルを生成する Distribution Analyzer が追加されました。DQDL(Data Quality Definition Language)から、数値列のヒストグラムと、カテゴリ・日付・ブール列の値分布を生成できます。ビン数もカスタマイズ可能です。

分布統計により、スキューや外れ値、想定外のパターンを独自コードなしに素早く特定できます。既存の DQDL ルールセットに統合されているため、現在のデータ品質チェックと同じ評価実行の中で分布プロファイリングを追加できます。統計は Amazon S3 に保存され Amazon Athena などから照会でき、API 経由でも取得できるため、SageMaker Unified Studio を含む監視・可視化ワークフローへ組み込めます。全商用リージョンと AWS GovCloud (US) で利用可能です。

2026/07/27 - AWS Glue Data Quality now supports anomaly detection and writing results to the AWS Glue Data Catalog

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-glue-data-quality-catalog-anomaly-detection-write-results

AWS Glue Data Quality が、Data Catalog ベースのデータ品質評価における異常検知と、評価結果を AWS Glue Data Catalog のテーブルへ書き込む機能に対応しました。ETL ジョブとカタログ評価の双方で動作するため、ワークフローの種類を問わず一貫したデータ品質体験が得られます。

異常検知では、ML による時系列予測を用いて、一意な値の急減や行数の急増といった統計の変化を、明示的なしきい値のルールを書かずに検出できます。カタログ上の数百テーブルを監視するデータエンジニアにとって有用です。結果の保存では、ルール評価の結果、プロファイリングのメトリクス、信頼区間付きの異常予測が Data Catalog のテーブルへ書き戻され、標準的な SQL でいつでも照会できる記録になります。全商用リージョンと AWS GovCloud (US) で利用可能です。

2026/07/29 - AWS Glue announces VPC support, filter pushdown, and partition support for the REST API connector

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-glue-rest-connector-filtering-partitioning-vpc

AWS Glue の REST API コネクタが、VPC 接続、フィルタプッシュダウン、パーティション分割に対応しました。REST API を公開する任意のソース(ネイティブコネクタが存在しない独自システムや新興プラットフォームを含む)からのデータ取り込みに使えるコネクタです。

VPC サポートにより、プライベートサブネットや VPN、AWS PrivateLink 経由のデータソースへ、トラフィックをインターネットに晒すことなくアクセスできます。フィルタプッシュダウンはクエリの述語を API ネイティブのパラメータへ変換し、条件に合致するレコードのみを転送することでデータ転送コストとジョブ性能を改善します。パーティションサポートはフィールドベースまたはレコード数ベースの戦略で大規模データセットを複数の Spark ワーカーへ分割し、ページネーションを伴う大量データの取り込み時間を短縮します。AWS Glue が利用可能な全商用リージョンで使えます。

APIの変更点

2026/07/27 - AWS Glue - 1 new 8 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/1ea078-glue.html

複数の実行結果を 1 回で取得する BatchGetDataQualityRulesetEvaluationRun API が追加されたほか、異常検知向けの ObservationScope / ObservationMode パラメータ、評価結果の Data Catalog テーブルへの書き込み、レコメンデーション実行のカスタムロググループパスに対応しました。

2026/07/29 - AWS Glue - 2 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/391890-glue.html

AWS Glue の REST API コネクタに、フィルタリング、パーティション分割、VPC のサポートが追加されました。

Amazon QuickSight

APIの変更点

2026/07/01 - Amazon QuickSight - 3 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/3f2954-quicksight.html

PhysicalTable の FileSource がサポートされました。ファイルをソースとするデータセットを扱えます。

2026/07/10 - Amazon QuickSight - 2 new 8 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/4249fc-quicksight.html

CreateKnowledgeBase と UpdateKnowledgeBase の 2 つの API が追加されました。

2026/07/20 - Amazon QuickSight - 7 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/39540f-quicksight.html

トリガーに対するカスタム権限がサポートされました。管理者は Schedule、Inbound Email、Quick Event の各トリガーへのユーザーアクセスを制御できます。

2026/07/23 - Amazon QuickSight - 4 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/b71d56-quicksight.html

カスタム権限プロファイルに、ブラウザ拡張機能および Microsoft Word / Outlook / Excel / PowerPoint のアドイン経由での Amazon Quick へのアクセスを制御する機能が追加されました。

2026/07/27 - Amazon QuickSight - 4 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/1ea078-quicksight.html

Deny By Default(既定で拒否)を実現するため、カスタム権限 API に Governance 関連のフィールドが追加されました。

AWS Clean Rooms

新機能・アップデート

2026/07/24 - AWS Clean Rooms supports larger worker types up to 32 vCPUs for SQL

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-clean-rooms-32-vcpu-worker-types-sql

AWS Clean Rooms の SQL 分析で、32 vCPU・244 GB メモリの大きなワーカータイプが利用できるようになりました。従来の上限は 16 vCPU・120 GB でした。

大きなワーカーによって、大規模データセットに対する複雑なクエリの性能が向上し、コスト最適化にもつながります。たとえば広告主とパブリッシャーの協業において、数十億件のレコードに対する複雑な特徴量エンジニアリングを実行してマルチタッチアトリビューションモデルを学習する、といったケースで効果が期待できます。

APIの変更点

2026/07/27 - AWS Clean Rooms Service - 4 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/1ea078-cleanrooms.html

SQL 分析向けに CR.8X ワーカータイプ(32 vCPU)のサポートが追加されました。

2026/07/27 - AWS Clean Rooms ML - 4 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/1ea078-cleanrooms-ml.html

Clean Rooms ML でも SQL 向けの CR.8X ワーカータイプ(32 vCPU)がサポートされました。

Amazon EMR

新機能・アップデート

2026/07/07 - Amazon EMR Serverless now supports larger worker sizes to run more compute and memory intensive workloads

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-emr-serverless/

Amazon EMR Serverless で 32 vCPU・最大 244 GB メモリの大きなワーカー構成が利用できるようになりました。従来の上限は 16 vCPU・最大 120 GB でした。

シャッフルが多いワークロードではエグゼキュータ間の非効率なデータ転送が減り、データスキューのあるジョブでは OOM 障害の可能性が下がります。データをキャッシュするジョブでもメモリ上に保持できる量が増え、性能向上が期待できます。EMR Serverless が利用可能な全リージョンで使えます。

https://dev.classmethod.jp/articles/emr-serverless-32vcpu-worker-size/

https://aws.amazon.com/blogs/big-data/accelerate-spark-on-emr-serverless-with-larger-workers-and-shuffle-optimized-disks/

2026/07/10 - Amazon EMR on EKS now supports Apache Spark troubleshooting agent

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-emr-eks-spark-troubleshooting/

Amazon EMR on EKS が Apache Spark トラブルシューティングエージェントに対応しました。分散したログや Spark History Server のデータを手作業で追わなくても、自然言語でジョブ失敗の原因分析と PySpark コードの改善提案を受け取れます。

エージェントは Spark History Server のデータ、エグゼキュータのログ、クラスター設定を解析し、メモリエラー、データスキュー、リソース競合、接続障害などを特定します。今回の対応で EMR on EC2 / EMR Serverless / EMR on EKS の全デプロイ形態をカバーしました。コンソールの「Troubleshoot with AI」のほか、MCP 経由で Kiro、Claude Code、Cursor からも利用できます。操作はすべて読み取り専用で CloudTrail に記録されます。

APIの変更点

2026/07/14 - Amazon EMR Containers - 10 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/ce62c7-emr-containers.html

EMR on EKS の Spark Connect サーバー提供にともない、3 つの API に sessionIdleTimeoutInMinutes、sessionEnabled、endpointToken、authProxyUrl、encryptionKeyArn の 5 フィールドが追加されました。

2026/07/21 - Amazon EMR Containers - 1 new 3 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/f78b79-emr-containers.html

EMR on EKS のセキュリティ設定を削除する DeleteSecurityConfiguration API が追加され、securityConfigurationdata に authenticationConfiguration が加わりました。

2026/07/27 - Amazon EMR Containers - 1 new 3 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/1ea078-emr-containers.html

仮想クラスターに同時実行ジョブ数の上限を設定できるようになりました。同時に実行するジョブ数とキュー待機数をきめ細かく制御できます。

Amazon Kinesis

新機能・アップデート

2026/07/24 - Amazon Kinesis Data Streams now supports scaling down ingest capacity with warm throughput

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/kinesis/on-demand-scale-down

Amazon Kinesis Data Streams のウォームスループットで、取り込みキャパシティのスケールダウンができるようになりました。これまでウォームスループットは急なトラフィック増に備えて事前にキャパシティを引き上げる用途が中心でしたが、書き込みスループットを上下双方向に制御できます。

オンデマンドストリームに低いウォームスループット値を設定すると、指定値と直近 1 時間のピーク取り込み量のうち大きい方に調整されます。現在のトラフィックに必要な容量は確保しつつ、不要になった余剰分を解放できます。On-demand Advantage モードが有効なオンデマンドストリームで追加費用なしに利用できます。

APIの変更点

2026/07/17 - Amazon Kinesis Analytics - 8 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/3328b3-kinesisanalytics.html

Amazon Managed Service for Apache Flink の Flink 2.3 サポートにともなう更新です(API 名前空間は kinesisanalytics のままです)。

Amazon MSK

新機能・アップデート

2026/07/09 - Amazon MSK Replicator now supports replication from external Apache Kafka clusters to MSK Standard brokers

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-msk-replicator-external-kafka-standard-broker-support

Amazon MSK Replicator が、オンプレミス・AWS 上のセルフマネージド・他クラウドといった外部 Apache Kafka クラスターから MSK Standard brokers へのレプリケーションに対応しました。これまで外部クラスターからのレプリケーション先は MSK Express brokers のみでした。

これにより MSK Standard brokers へのワークロード移行、MSK クラスターをフェイルオーバー/バックアップ先としたディザスタリカバリ、ハイブリッド・マルチクラウド環境でのデータ分散が可能になります。外部クラスターへの接続には SASL/SCRAM または mTLS 認証を利用します。MSK Standard から外部 Kafka クラスターへのレプリケーションも可能で、フェイルバックにも使えます。

2026/07/15 - Amazon MSK Express Brokers adds support for Apache Kafka version 4.2

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-msk-express-version-42/

Amazon MSK Express Brokers が Apache Kafka 4.2 に対応しました。リーダー選出の正確性を高める Eligible Leader Replicas(ELR)の強化に加え、グループのリバランスをより速く滑らかにする新しいコンシューマーリバランスプロトコル、Kafka Streams のタスク割り当てを最適化する Streams Rebalance Protocol が含まれます。

新規クラスター作成時に 4.2.x を選択するか、既存の Express Brokers をローリングアップデートでインプレースアップグレードできます。MSK Express Brokers が利用可能な全リージョンで提供されています。

2026/07/30 - Amazon MSK Express brokers now delivers Apache Kafka data to Amazon S3

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-msk-express-brokers-delivers-to-amazon-s3

Amazon MSK Express brokers が、Apache Kafka のデータを Amazon S3 の汎用バケットへ配信するフルマネージド機能に対応しました。ログのアーカイブ、コンプライアンス目的の保持、Kafka のリプレイ、AI/ML モデルの学習といった用途で、自前のコネクタを運用する必要がなくなります。

セルフマネージドの代替手段と比較して取り込み・配信コストを最大 60% 削減でき、スケーリング・リトライ・バックプレッシャーは MSK Express が自動的に処理します。S3 への配信は最大 10 GB/s のスループットに対応し、キャパシティのスケーリングやバージョンアップグレードも配信を止めずに実行されます。

2026/07/30 - Amazon MSK Express brokers now deliver data to streaming tables for Apache Iceberg

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/aws-msk-streaming-tables-for-apache-iceberg

Amazon MSK Express brokers が、Apache Kafka のトピックを Amazon S3 Tables 上の Apache Iceberg テーブルとして継続的にマテリアライズする「streaming tables for Apache Iceberg」に対応しました。セルフマネージド構成と比べて S3 Tables への取り込み・配信コストを最大 60%、下流のクエリコストを最大 30% 削減できるとされています。

高頻度の取り込みで小さな Parquet ファイルが大量に生成される問題に対しては、インラインの自動コンパクションでクエリ性能を保ちます。高スループットな複数ライターの書き込み競合も組み込みの調停機能で解決されます。S3 Tables への配信は最大 10 GB/s のスループットに対応します。

APIの変更点

2026/07/30 - Managed Streaming for Kafka - 5 new methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/c60f41-kafka.html

MSK Express brokers の Apache Iceberg ストリーミングテーブル対応、および S3 汎用バケットへのデータ配信対応にともない、5 つのメソッドが追加されました。

Amazon MWAA

新機能・アップデート

2026/07/24 - Amazon MWAA now supports Apache Airflow version 2.11.2

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-mwaa-now-supports-apache-airflow-version-2-11-2

Amazon MWAA が Apache Airflow 2.11.2 に対応しました。セキュリティ改善、バグ修正、依存パッケージの更新を含むメンテナンスリリースです。

Airflow webserver とタスク実行レイヤーのセキュリティパッチと安定性改善のほか、キュー投入済みタスクのライフサイクル管理の修正、ログにおけるシークレットのマスキング強化、Task Instances 一覧の UI 修正、S3 と CloudWatch のログ配信に関するプロバイダーパッケージ更新が含まれます。MWAA が提供される全リージョンで、新規環境の作成または既存環境のアップグレードにより利用できます。

APIの変更点

Amazon OpenSearch Service

新機能・アップデート

2026/07/01 - Amazon OpenSearch Service optimized for log analytics

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-service-optimized-log-analytics

Amazon OpenSearch Service に、ログ分析ワークロードに特化した新しいエンジンが追加されました。社内ベンチマークで最大 4 倍の価格性能を実現しつつ、インシデント調査で必要になるアドホックな全文検索も従来どおり実行できます。

集計ワークロード向けの新しいカラムナストレージによってストレージを最大 70% 削減でき、同じコストで最大 3 倍のデータを保持できます。加えて同一ハードウェアで最大 2 倍の取り込みスループット、最大 2 倍の分析クエリ高速化が得られます。利用するには OpenSearch 3.5 以降で新規ドメインを作成し、ユースケースに observability を、エンジンモードに optimized を選択します。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260705-aoss-optimized-log-analytics/

2026/07/15 - Amazon OpenSearch Service now supports the Agent Toolkit for AWS with a curated skill

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-service-agent/

Amazon OpenSearch Service が Agent Toolkit for AWS に対応し、Claude Code、Kiro、Cursor などの AI コーディングエージェントから OpenSearch Service のドメインや OpenSearch Serverless のコレクションを構築・管理・クエリできるようになりました。

AWS MCP サーバーが API 呼び出しを実行し、amazon-opensearch-service スキルが自然言語のリクエストを適切な機能へ振り分けます。対応領域は、セルフマネージドからの移行、ドメイン・コレクションの運用、ベクトル/セマンティック/ハイブリッド/RAG 検索、PPL と OpenSearch Ingestion によるログ分析、OpenTelemetry によるトレース分析の 5 つです。既存構成の変更は不要で、追加費用もかかりません。

https://dev.classmethod.jp/articles/20260727-amazon-opensearch-service-skill/

https://dev.classmethod.jp/articles/aws-summit-japan-2026-ant407/

2026/07/17 - Amazon OpenSearch UI now supports one-click dashboard migration

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-ui-one-click-dashboard-migration

従来の OpenSearch Dashboards から OpenSearch UI へ、ワンクリックで移行できるようになりました。OpenSearch Service のドメインと Serverless コレクションの双方が対象です。

OpenSearch Dashboards で作成した複数のテナントや大量の保存オブジェクトを、手作業で作り直すことなく OpenSearch UI のワークスペースへ移行できます。移行先は新規ワークスペースでも既存ワークスペースでも構いません。複数テナントがある場合は、1 つのワークスペースにまとめるか、チームごとに分けたまま維持するかを選べます。OpenSearch UI が利用可能な全リージョンで使えます。

2026/07/30 - Amazon OpenSearch Service now supports OpenSearch version 3.7

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-opensearch-service/

Amazon OpenSearch Service で OpenSearch 3.7 が利用可能になりました。ベクトル検索の性能、検索関連性、Query Insights が改善されています。

Faiss と Lucene エンジンでの 1 ビットスカラー量子化によりベクトルを圧縮し、検索精度を保ちながらストレージとメモリの使用量を削減できます。ドキュメントソースの代わりに doc values を使うことで、再インデックスなしにベクトルを高速に取得できます。Search Relevance Workbench には評価指標、CSV 判定ファイルのアップロード、ハイブリッド検索の最適化が追加されました。Query Insights ではクエリ推奨の自動生成、完了済みクエリのキャッシュ、上位クエリの Amazon S3 へのエクスポートが可能になりました。

APIの変更点

2026/07/01 - Amazon OpenSearch Service - 1 new 7 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/3f2954-es.html

AWS CLI で Mustang ドメインを作成する際は EngineMode に OPTIMIZED、UseCase に OBSERVABILITY または MIXED を指定する必要があります。指定しない場合は通常の GENERAL ドメインになります。あわせて Insight API へのフィードバックを送る Insights Feedback API が追加されました。

2026/07/06 - Amazon OpenSearch Service - 3 new methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/7b0af8-es.html

Saved Object Migration API が追加されました。ダッシュボード、ビジュアライゼーション、インデックスパターンなどの保存オブジェクトを、エクスポートフィルタと競合解決戦略を指定して OpenSearch Service のアプリケーションワークスペースへ移行できます。

2026/07/13 - Amazon Elasticsearch Service - 6 updated methods

https://awsapichanges.com/archive/changes/d5dccf-es.html

ドメインの作成・更新時に EngineMode(GENERAL / OPTIMIZED)と UseCase(SEARCH / VECTOR / OBSERVABILITY / MIXED)を指定できるようになりました。

新機能・アップデート

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-managed-service-flink-agent-skills/

Amazon Managed Service for Apache Flink が AI Agent Skills を提供開始しました。アプリケーションの作成、トラブルシューティング、スケーリング、モニタリング、ネットワーク設定、コスト最適化といった作業について、AI コーディングアシスタントに最新のガイダンスを与えるものです。

Kiro、Claude Code、Cursor などの既存の AI コーディングエージェントから利用できます。Agent Toolkit for AWS を AWS CLI で設定した上で、「MSF で新しい Flink アプリケーションを作るには?」「Flink アプリケーションが不調だが原因は?」といった質問を投げる形で使います。

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-managed-service-flink-2-3/

Amazon Managed Service for Apache Flink が Apache Flink 2.3 に対応しました。バックプレッシャー処理を改善するアダプティブパーティション選択により、負荷が偏った状況でもアプリケーションが安定して動作します。

また CDC パイプラインにおける順序が乱れた更新の扱いが改善されデータの正確性が向上したほか、チェンジログと通常のストリームを相互変換する SQL 関数が追加されました。新規アプリケーションの作成に加え、互換性のある既存アプリケーションはインプレースバージョンアップグレードで移行できます。Managed Service for Apache Flink が提供される全リージョンで利用可能です。

Amazon S3 Tables

新機能・アップデート

2026/07/28 - Amazon S3 Tables now support the Variant data type for Apache Iceberg V3

https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-s3-tables-variant-iceberg-v3/

Amazon S3 Tables が Apache Iceberg V3 仕様の Variant データ型に対応しました。JSON のような半構造化データを、事前にスキーマを固定せずそのまま書き込めるため、データを早く着地させつつ分析クエリの性能も確保できます。

Iceberg V3 対応エンジンは書き込み時に半構造化データを隠しカラムへシュレッディングし、Parquet のカラム統計を生成します。この統計をクエリエンジンがファイルプルーニングなどの最適化に利用するため、スキャン量を削減できます。S3 Tables は Variant カラムについてもコンパクションを含むテーブルメンテナンスを継続的に実行します。アジアパシフィック (東京) を含む 15 リージョンで利用可能です。

https://dev.classmethod.jp/articles/s3-tables-variant-type-emr-serverless/

最後に

2026年7月は、「ストリーミングデータをそのままレイクハウスへ流し込む」流れと、「データ品質・リネージといったガバナンス機能の自動化」という 2 つの動きが目立ちました。Amazon MSK Express brokers が S3 汎用バケットと S3 Tables 上の Apache Iceberg ストリーミングテーブルへ直接配信できるようになり、Kafka Connect のコネクタ運用から解放される構成が現実的になりました。AWS Glue Data Quality の異常検知と Data Catalog への結果書き戻し、SageMaker Unified Studio の IAM ベースドメインにおける OpenLineage 互換リネージも、パイプラインの信頼性を運用でどう担保するかという課題への回答になっています。

コスト面では、Amazon OpenSearch Service のログ分析特化エンジンによるストレージ最大 70% 削減、Amazon S3 の Standard-IA / One Zone-IA への 30 日最低保持期間の撤廃、Amazon Redshift Serverless の 3 年 All Upfront 予約など、選択肢が増えました。加えて EMR on EKS の Spark トラブルシューティングエージェント、OpenSearch Service の Agent Toolkit 対応、Managed Service for Apache Flink の AI Agent Skills と、AI コーディングエージェントからサービスを操作・診断する導線が各サービスで整いつつあります。気になるアップデートがあれば、ぜひ試してみてください。

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