Codex CLI上の/appでターミナルのセッションをデスクトップアプリに引き継ぐ
どうも!オペ部の西村祐二です!
OpenAIのCodex CLIをターミナルで使っていると、作業の途中で「このセッションをデスクトップアプリ側で見たい」と思う場面があります。複数スレッドを並べたい、worktreeやレビュー画面を見たい、GUI側の機能に切り替えたい、といったケースです。
/app は、ターミナルで進めていたCodexセッションを、そのままCodexデスクトップアプリに引き継ぐためのコマンドです。
この記事では、手元のCodex CLI 0.141.0で確認した /app の見え方と、似た名前の codex app サブコマンドとの違いを整理します。
TUIの /app とは
/app は、Codexのインタラクティブセッション(TUI)内で使うスラッシュコマンドです。TUIで / を入力するとコマンド候補が開き、その中に /app が表示されます。

手元の環境では、説明として「continue this session in Codex Desktop」と表示されました。つまり、単にデスクトップアプリを起動するのではなく、現在のTUIセッションをCodex Desktop側で続けるための入口です。
ターミナルで調査や修正を始めたあと、途中からデスクトップアプリのスレッド一覧、worktree連携、レビュー画面、computer useなどを使いたくなった場合に、現在の流れを維持したまま移れる点が主な価値だと感じました。
codex app との違い
名前が近いので少し混乱しやすいですが、TUIの /app と、シェルから実行する codex app は用途が違います。
| コマンド | 実行場所 | 主な用途 |
|---|---|---|
/app |
Codex TUIのセッション中 | 現在のTUIセッションをCodex Desktopで続ける |
codex app [PATH] |
通常のシェル | 指定したワークスペースをCodex Desktopで開く |
codex app [PATH] は、ワークスペースを指定してデスクトップアプリを開くコマンドです。一方で /app は、すでに進行中のTUIセッションをDesktopへ渡すコマンドです。
たとえば、最初からGUIで作業したいなら codex app . でよさそうです。逆に、ターミナルで会話やコマンド実行を進めたあとに「この続きはDesktopで見たい」となった場合は /app が合います。
試した環境
- macOS(Apple Silicon)
- Codex CLI 0.141.0
- Codexデスクトップアプリ インストール済み(バージョン 26.616.51431)
この環境では、TUIのスラッシュコマンド候補に /app が表示されることを確認しました。
また、実装元のopenai/codex PR #25638では、/app はmacOSとネイティブWindowsで現在のCLIスレッドをCodex Desktopに開くための機能として説明されています。WSLや通常のLinuxでは、Desktop側から同じローカル状態を安全に参照しづらいため、コマンド候補に出さない方針になっています。
補足: codex app も試してみる
/app の理解には、codex app との違いを押さえておくと分かりやすいです。
codex app --help の主要部分は次のとおりです。
$ codex app --help
Launch the Codex desktop app (opens the app installer if missing)
Usage: codex app [OPTIONS] [PATH]
Arguments:
[PATH] Workspace path to open in Codex Desktop [default: .]
Options:
--download-url <DOWNLOAD_URL_OVERRIDE>
Override the app installer download URL (advanced)
主に見るところは2つです。
PATH: デスクトップアプリで開くワークスペースのパス。省略するとカレントディレクトリが対象になります--download-url: インストーラーのダウンロードURLを上書きする高度なオプションです。通常利用ではあまり使わなさそうです
検証用に一時プロジェクトを用意し、そのパスを指定して実行しました。
codex app /tmp/blog-verify-codex-app
実行結果は次のとおりです。
Opening Codex Desktop at /Applications/Codex.app...
Opening workspace /private/tmp/blog-verify-codex-app...
コマンドはすぐに終了コード0で戻り、ターミナルをブロックしません。指定したパスが、デスクトップアプリ側でワークスペースとして開かれました。
実際に開いたアプリの画面が次です。画面下部に、指定した blog-verify-codex-app がワークスペースとして、ブランチ master とともに表示されています。

codex app は「ワークスペースをDesktopで開く」コマンドなので、現在のTUIセッションを引き継ぎたい場合の主役はやはり /app です。
まとめ
- TUIの
/appは、現在のCodexセッションをCodex Desktopで続けるためのスラッシュコマンドです codex app [PATH]は、指定したワークスペースをDesktopで開くシェルコマンドです- ターミナルで作業を始め、途中からDesktopのスレッド管理やGUI機能を使いたいときは
/appが合います - 手元のCodex CLI 0.141.0では
/appがTUIの候補に表示されました
CLIとDesktopはどちらか一方に寄せるというより、作業の段階で使い分けるのがよさそうです。ターミナルで素早く始め、必要になったら /app でDesktopへ渡す、という流れを覚えておくと扱いやすくなります。
誰かの参考になれば幸いです。
参考リンク:





