
クラスメソッド データアナリティクス通信(AWSデータ分析編) – 2026年10月号
クラウド事業本部コンサルティング部の石川です。2026年9月のAWSデータ分析関連のアップデート情報をお届けします。今月は、DuckDB による Aurora PostgreSQL から Apache Iceberg と Parquet のデータを ETL なしで直接クエリできるようになったほか、Amazon EMR に Apache Spark 4.1 ベースの長期サポート(LTS)リリースが導入され、Amazon S3 Tables が Apache Iceberg V3 のすべてのデータ型に対応しました。Aurora、EMR、S3 Tables、SageMaker Unified Studio と、Iceberg に関するアップデートが複数のサービスで発表されています。他にもアップデートがあるので紹介します!
Amazon Redshift
新機能・アップデート
2026/09/03 - Amazon Redshift rg.large instances now support single-node clusters
AWS Graviton プロセッサーを搭載した Amazon Redshift の rg.large インスタンスで、シングルノードクラスターを作成できるようになりました。高可用性を必要としない小規模なワークロード向けで、概念実証やテストを低いコストで素早く行えます。パッチバージョン P204 以降で利用できます。RG インスタンスは、前世代の RA3 インスタンスと比べて最大 2.4 倍の性能を、vCPU あたり 30% 低い価格で提供します。東京リージョンと大阪リージョンを含むリージョンで利用できます。
AWS Glue
新機能・アップデート
2026/09/14 - AWS Glue zero-ETL adds target table property ownership and conflict detection
AWS Glue の zero-ETL 統合で、ターゲットテーブルのプロパティを所有する統合が記録され、競合が検出されるようになりました。2 つの統合が、気づかないうちに同じターゲットテーブルを指すことがなくなります。別の統合が所有するテーブルプロパティを使う統合を作成・変更しようとすると、Glue が所有元の統合を示し、別のターゲットを選ぶか既存の統合を更新するよう案内します。Amazon S3 Tables と SageMaker Lakehouse のカタログが対象で、zero-ETL 統合をサポートするすべての商用リージョンと GovCloud (US) リージョンで利用できます。
2026/09/15 - AWS Glue zero-ETL now captures archived Salesforce records
Salesforce を送信元とする AWS Glue の zero-ETL 統合で、アーカイブされたレコードもターゲットテーブルに取り込まれるようになりました。アーカイブの状態は isArchived フィールドに反映されます。Events、Tasks、Activities のように Salesforce が自動でアーカイブする大量のエンティティも分析の対象にできます。新しい統合では作成時から自動で取り込まれ、既存の統合では再同期やスキーマ変更なしにアーカイブの状態が自動でバックフィルされます。Salesforce の zero-ETL 統合をサポートするすべての商用リージョンと GovCloud (US) リージョンで利用できます。
2026/09/22 - AWS Glue Data Quality delivers context-specific rule recommendations in seconds
AWS Glue Data Quality に、ルール推奨の Advanced モードが追加されました。生成 AI でデータの用途を判別し、AWS Glue Data Catalog のテーブルの全列を対象とするデータ品質ルールを数秒で提案します。新しく取り込んだデータセットの初期ルールや、大規模なデータレイク全体の基本的なチェックを、ルールを 1 つずつ書かずに用意できます。提案されたルールは確認・調整してからルールセットとして保存し、すぐに監視を始められます。東京リージョンと大阪リージョンを含む 17 リージョンで利用できます。
APIの変更点
2026/09/14 - AWS Glue - 1 new 3 updated methods
新しい API の ListIntegrationTableProperties が追加され、TargetTableConfig に IntegrationArn が追加されました。
2026/09/18 - AWS Glue - 3 updated methods
AWS Glue Data Quality のルール推奨に Advanced モードが追加されました。Amazon Athena でテーブルデータのサンプルを分析し、Amazon Bedrock で DQDL のルールを推奨します。
2026/09/22 - AWS Glue - 8 updated methods
Glue のマテリアライズドビューの機能に、SubObjectsStatistics と SparkPipelineInfo の 2 つのフィールドが追加されました。
2026/09/25 - AWS Glue - 3 updated methods
テーブル単位のフェデレーション(table level federation)がサポートされました。
2026/09/29 - AWS Glue - 8 updated methods
Glue のシステム管理のマテリアライズドビュー(system-managed materialized views)がサポートされました。
2026/09/30 - AWS Glue - 11 updated methods
クローラー、列統計、マテリアライズドビューで Catalog ID を指定できるようになりました。
Amazon Quick
新機能・アップデート
2026/09/01 - Amazon Quick now lets you build custom apps with natural language
Amazon Quick で、作りたいアプリケーションを自然言語で説明するだけでカスタムアプリケーションを作成できる機能が一般提供になりました。プロジェクトトラッカー、顧客向けダッシュボード、研修ポータルなどを、コードを書かずに作成できます。アプリケーションは Salesforce、Jira、ServiceNow、Microsoft 365、データベース、データウェアハウスなどの既存のデータに接続し、元のデータの変更に合わせて自動で更新されます。既存の ID、認可、アクセス制御のポリシーに従い、特定のユーザーや組織全体に共有できます。Plus、Professional、Enterprise のユーザーが利用できます。
2026/09/02 - Amazon Quick adds new tool settings and Model Context Protocol (MCP) sync support for connectors
Amazon Quick のコネクタに、ツールの設定と MCP 同期の機能が追加されました。コネクタの所有者と管理者は、コネクタ内のツールを個別に有効化・無効化して、承認済みのツールだけをエンドユーザーに提供できます。ツールごとに、実行前の同意を必須にするか、エンドユーザーの判断に任せるかも設定できます。MCP 同期では、外部の MCP サーバーでツールの追加や説明の更新があると、コネクタに自動で反映されます。Amazon Quick が利用可能なすべてのリージョンで使えます。
2026/09/03 - Introducing Amazon Quick Max: 5x the usage for power users who want the most out of Quick
Amazon Quick に、新しいプラン Quick Max が追加されました。Plus プランの 5 倍の利用量と 5 倍のストレージを使えるため、より多くのエージェントやワークフローを、大規模かつ同時に月を通して実行できます。月払いと年払いを選べます。Plus プランからは、左のナビゲーションバー下部にある自分の名前から「Upgrade plan」を選んで切り替えます。
2026/09/09 - Amazon Quick desktop app is now generally available on macOS and Windows
Amazon Quick のデスクトップアプリが macOS と Windows で一般提供になりました。ローカルのファイルを直接扱え、カレンダー、メール、業務アプリケーションとはバックグラウンドで接続されます。会話、コンテキスト、エージェントはデスクトップとモバイルのアプリの間で同期されます。また、Quick のエージェントはコンピューターを閉じた後もバックグラウンドで実行を続けます。東京リージョンを含む 7 リージョンで利用できます。
2026/09/09 - Amazon Quick activity feed now available on iOS and Android mobile devices
Amazon Quick のアクティビティフィードが、iOS と Android のモバイルアプリで使えるようになりました。アクティビティフィードは、社内のコミュニケーションやツールで対応が必要な項目を優先度の順にまとめて表示し、Quick から直接対応できます。どの通知を重要とするかはユーザーが決められ、Quick は利用を通じて優先度を学習します。ルーティンを設定して、接続したデータソースの情報をフィードに投稿させることもできます。モバイルアプリは既存の Amazon Quick の利用権に含まれ、追加料金はかかりません。
2026/09/09 - Amazon Quick adds always-on agents, a sharper feed, and enterprise controls
Amazon Quick に、組織での管理や回答の確認に関する機能が追加されました。スケジュールしたタスクや監視用のエージェントがクラウドで実行され、ノート PC を閉じていても結果がフィードに届きます。フィードには上位のフィルター、1 日 3 回更新されるデイリーブリーフィング、最大 7 日分のデータの検索が加わりました。
管理者向けには、モバイルデバイス管理、ユーザーごとのカスタム権限、Microsoft Purview のデータ損失防止との統合が追加されました。回答には出典を示すインライン引用が付きます。
また、毎月のエージェント時間が Professional で 4 から 8 に、Enterprise で 8 から 18 に増えました。
2026/09/17 - Amazon Quick adds Generate Sheet and image-based analysis creation
Amazon Quick の Generate Analysis に、ダッシュボードを速く作るための 2 つの方法が追加されました。Generate Sheet では、作りたいシートを自然言語で説明すると、データに合ったビジュアル、フィルターコントロール、前年比や前月比などの計算フィールドを含むシートが既存の分析に追加されます。画像から分析を生成する機能では、他の BI ツールのものを含むダッシュボードの画像を添付すると、編集可能な分析として再現されます。
リリース時点では Enterprise サブスクリプションの Author Pro ユーザーが対象で、Author も 2026年12月までプロモーションとして利用できます。
APIの変更点
2026/09/22 - Amazon QuickSight - 4 updated methods
Gmail、Google Drive、Google Sheets、Airtable、Dropbox など 28 のアクションコネクタで、きめ細かなカスタム権限がサポートされました。管理者は、アクションコネクタ全体ではなく、コネクタの操作ごとに許可・拒否を設定できます。
Amazon SageMaker Unified Studio
新機能・アップデート
2026/09/02 - Amazon SageMaker Unified Studio CI/CD adds notebook promotion and AI-assisted manifest generation
Amazon SageMaker Unified Studio の CI/CD 用のオープンソースのデプロイツールキットに、2 つの機能が追加されました。1 つ目は、プロジェクトの接続、ストレージ、ワークフローを調べてデプロイ用のマニフェストを生成するエージェントスキル generate-bundle-manifest です。最小権限の IAM の指針を適用し、ハードコードされたリソース ID を環境変数に置き換えます。
2 つ目は、SageMaker Unified Studio のノートブックを環境間で昇格させる機能です。初回のデプロイでノートブックを作成し、以降のデプロイでは実行履歴を残したまま更新します。SageMaker Unified Studio が提供されているすべてのリージョンで利用できます。
2026/09/03 - Amazon SageMaker Unified Studio Workflows support Python and Bash operators
Amazon SageMaker Unified Studio のワークフローで、PythonOperator と BashOperator が使えるようになりました。サーバーレスのワークフローで、別途コンピューティングリソースを用意せずに、独自の Python 関数やシェルコマンドを直接実行できます。データ変換やシェルスクリプトの実行のために、処理を Lambda や ECS に切り出す必要がなくなります。サーバーレスのビジュアルワークフローのタスクパネルで演算子を検索してキャンバスに配置し、スクリプトファイルの関数やコマンドを指定します。SageMaker Unified Studio が利用可能なすべてのリージョンで使えます。
2026/09/11 - Amazon SageMaker Unified Studio now supports ODBC connections for Microsoft Power BI and other analytics tools
Amazon SageMaker Unified Studio で ODBC 接続がサポートされ、Microsoft Power BI などの ODBC 対応ツールから、Amazon Athena の ODBC ドライバーを使ってプロジェクトのガバナンス下のデータに直接接続できるようになりました。プロジェクトの概要ページに、既存の JDBC に加えて ODBC の接続情報が表示されます。Athena ODBC ドライバー 2.2.0.1 以降で、IAM Identity Center と外部 IdP でブラウザからサインインするモードと、一時的な AWS 認証情報を使うモードを選べます。SageMaker Unified Studio が利用可能なすべてのリージョンで、追加料金なしで利用できます。
2026/09/28 - Amazon SageMaker Unified Studio now supports two new connection capabilities: Iceberg REST Catalog connections and IAM authentication for Amazon DocumentDB
Amazon SageMaker Unified Studio で、Iceberg REST Catalog(IRC)の接続と、Amazon DocumentDB の IAM 認証が使えるようになりました。IRC の接続では、Snowflake Open Catalog(Polaris)、Databricks Unity Catalog、汎用の IRC に接続でき、Data Explorer での参照、Visual ETL での読み書き、データノートブックからのクエリに使えます。
DocumentDB の IAM 認証では、接続やノートブックにユーザー名とパスワードを保存せずに、接続の IAM ロールで認証します。DocumentDB 5.0 以降で TLS を有効にしたインスタンスベースのクラスターが対象です。SageMaker Unified Studio が利用可能なすべてのリージョンで、追加料金なしで利用できます。
Amazon DataZone
新機能・アップデート
APIの変更点
2026/09/18 - Amazon DataZone - 4 updated methods
ノートブックの種類(Notebook type)を指定するパラメータが追加されました。
2026/09/24 - Amazon DataZone - 5 updated methods
CreateEnvironmentBlueprint、UpdateEnvironmentBlueprint、GetEnvironmentBlueprint、ListEnvironmentBlueprints で、カスタムツール用のブループリントカテゴリ TOOLING がサポートされました。また、CreateConnection の iamProperties で roleArn を指定できるようになりました。
2026/09/30 - Amazon DataZone - 2 updated methods
ノートブックの実行に関する通知の設定(notebook run notification configurations)を指定できるようになりました。
Amazon EMR
新機能・アップデート
2026/09/08 - Amazon EMR extends support at no additional cost for customers migrating off older releases
Amazon EMR の古いリリースから移行中のワークロードは、サポート終了後も追加料金なしでサポートを受け続けられるようになりました。リリース 5.36 と 6.6〜6.15 には 2027年6月30日まで重要なセキュリティ修正がベストエフォートで提供され、7.0〜7.10 の Standard Support は 2027年8月31日まで延長されます。延長を受けるには、移行計画を添えて AWS サポートに連絡します。EMR on EC2、EMR on EKS、EMR Serverless のすべてのデプロイモデルが対象で、Amazon EMR が利用可能なすべてのリージョンで適用されます。
2026/09/22 - Amazon EMR introduces Long Term Support with Apache Spark 4.1
Amazon EMR に長期サポート(LTS)リリースが導入されました。最初の LTS リリースは emr-spark-8.1.0(Apache Spark 4.1)で、36 か月間、重大度が critical と high のセキュリティ、バグ、データ破損の修正が追加料金なしで提供されます。
このリリースは Apache Iceberg v3 を完全にサポートし、地理空間、高精度タイムスタンプ、スキーマ進化の機能を使えます。Spark SQL からクロスアカウントや Amazon S3 Tables のカタログを名前で参照でき、Iceberg、Delta Lake、Apache Hudi のテーブル形式は自動で判別されます。きめ細かなアクセス制御の対象も、より多くの Iceberg の操作と Delta Lake の VACUUM に広がりました。
2026/09/22 - Amazon EMR 7.14 is now available
Amazon EMR 7.14 がリリースされ、Apache Spark が 3.5.8、Apache Iceberg が 1.10.1 にアップグレードされました。更新や削除があるテーブルの Iceberg マテリアライズドビューは、変更データキャプチャで変更のあったデータファイルだけを読むため、更新が速くなりました。EMR on EKS では Spark Connect のエンドポイントと IPv6 の EKS クラスターに対応し、EMR Serverless では Spark ジョブのストレージ上限が 200 GiB から 1 TiB に増えました。Amazon EMR が利用可能なすべてのリージョンで利用できます。
2026/09/23 - Amazon EMR on EKS now supports IPv6 Amazon EKS clusters
Amazon EMR on EKS で、IPv6 の Amazon EKS クラスター上でワークロードを実行できるようになりました。IPv6 のアドレス空間を使えるため、セカンダリ CIDR やプレフィックス委任といった IPv4 アドレスを節約するための設定が不要になり、500 エグゼキューターの Spark ジョブのような大規模なジョブも、アドレスの上限を考えずに同時に実行できます。StartJobRun、Spark Connect のインタラクティブエンドポイント、SageMaker Unified Studio から追加設定なしでジョブを投入できます。emr-7.14.0 と emr-spark-8.0.0 以降で、追加料金なしで利用できます。
2026/09/24 - Run interactive workloads on Amazon EMR on EKS with Spark Connect
Amazon EMR on EKS で、Spark Connect によるインタラクティブな Apache Spark セッションを使えるようになりました。SageMaker Unified Studio のマネージドノートブックや、Jupyter、Visual Studio Code などの IDE から、既存の Amazon EKS クラスター上の Spark に接続して、アプリケーションを対話的に開発・デバッグできます。セッションはセルやスクリプトをまたいで Spark コンテキストを保持し、各セッションは IAM の実行ロールで保護されます。EMR 7.14(Spark 3.5)と emr-spark-8.1.0(Spark 4.1)で、すべての商用リージョンで利用できます。
Amazon Kinesis
新機能・アップデート
2026/09/01 - Amazon Kinesis Data Streams now supports a dry run feature to validate API requests
Amazon Kinesis Data Streams で、API リクエストを実行せずに成功するかどうかを確かめるドライラン機能が使えるようになりました。リクエストで DryRun パラメータを true にすると、すべてのチェックが成功した場合に DryRunOperationException が返ります。これまでは、権限を確かめるために上限を超えるサイズの PutRecord をわざと送るといった方法を取る必要があり、上限が変わると本番のストリームにレコードが書き込まれるおそれがありました。PutRecord、PutRecords、GetRecords、GetShardIterator、SubscribeToShard の 5 つの API が対象で、Kinesis Data Streams が利用可能なすべてのリージョンで使えます。
2026/09/23 - Amazon Kinesis Data Streams announces Service-Managed Partition Keys for simplified data ingestion
Amazon Kinesis Data Streams のオンデマンドモード(On-Demand Standard と On-Demand Advantage)で、サービス管理のパーティションキーが使えるようになりました。パーティションキーを指定せずにデータを送信すると、利用可能なウォームキャパシティに応じてレコードがシャードに自動で分散されます。ログ集約、メトリクス収集、IoT テレメトリのようにレコードの順序が不要なワークロードで、UUID などのランダムなキーで生じるシャード間の偏りやスロットリングを避けられます。最新の AWS SDK または KPL にアップグレードすると使え、すべての商用リージョンで追加料金なしで利用できます。
APIの変更点
2026/09/01 - Amazon Kinesis - 5 updated methods
データプレーンの API で、権限とリクエストパラメータを検証するドライランがサポートされました。すべてのチェックが成功すると DryRunOperationException が返ります。
2026/09/23 - Amazon Kinesis - 1 new 2 updated methods
オンデマンドストリームで、サービスがレコードの分散を管理する方式がサポートされました。分散戦略を AUTO にすると、レコードがシャードに均等に分散されます。CreateStream で作成時に設定するか、UpdateStreamRecordDistributionStrategy で後から変更できます。
Amazon MSK
新機能・アップデート
2026/09/29 - AWS Transform now supports Apache Kafka migration assessments for Amazon MSK
AWS Transform のエージェント型の移行アセスメントで、オンプレミスの Apache Kafka クラスターから Amazon MSK への移行を評価できるようになりました。Kafka クラスターのインベントリファイルをアップロードするか、チャットでクラスターの構成を説明すると、トポロジー、バージョン、設定、認証、クォータの観点で MSK との互換性を確認し、MSK Express ブローカーのサイズの推奨と、ブローカー時間、ストレージ、データ転送のコスト試算を行います。リージョンや保持期間の条件を変えた試算も作成できます。AWS Transform が提供されているすべてのリージョンで利用できます。
APIの変更点
Amazon MWAA
新機能・アップデート
2026/09/01 - Amazon MWAA supports Apache Airflow version 3.3.1
Amazon MWAA で Apache Airflow 3.3.1 が使えるようになりました。Airflow 3.3 では、タスクがリトライや再実行をまたいで状態を保持できる Task and Asset State Store と、タスクのロジックを Java や Go で書ける Language Task SDK(試験的機能)が追加されています。ほかにも、アセットのパーティショニングの拡張、リトライポリシーのプラグイン化、DAG 実行とタスクインスタンスの一括操作が加わりました。新しい環境の作成のほか、3.2 以降からのアップグレードにも対応し、MWAA がサポートするすべてのリージョンで利用できます。
2026/09/03 - Amazon MWAA adds built-in monitoring with Amazon CloudWatch
Amazon MWAA のマネジメントコンソールの環境詳細ページに、Amazon CloudWatch のメトリクスを使ったモニタリング機能が追加されました。主要なメトリクスのダッシュボードには、推奨される警告範囲を重ねて表示できます。また、環境に関連付けられた CloudWatch アラームの一覧が表示され、AWS が管理するテンプレートから推奨アラームをまとめて作成できます。MWAA のプロビジョンド環境が対象で、MWAA が利用可能なすべてのリージョンで使えます。メトリクスのクエリとアラームには CloudWatch の標準料金がかかります。
2026/09/04 - Amazon MWAA Serverless is now available in AWS GovCloud (US)
Amazon MWAA Serverless が AWS GovCloud (US-East) と AWS GovCloud (US-West) リージョンで利用できるようになりました。MWAA Serverless は、Apache Airflow のコンピューティングリソースを需要に応じて自動でプロビジョニング・スケーリングし、ワークフローの実行時間に対してのみ課金されるサービスです。
APIの変更点
Amazon OpenSearch Serverless
新機能・アップデート
2026/09/10 - Amazon OpenSearch Serverless is now available on v0 by Vercel
AI でアイデアから本番用の Web アプリケーションを作成する Vercel のプラットフォーム v0 で、Amazon OpenSearch Serverless を使えるようになりました。自然言語のプロンプトで、全文検索や RAG 向けのベクトル検索を使うフルスタックアプリケーションを作成できます。v0 がアプリケーションのコードを生成し、OpenSearch Serverless のコレクションの作成、データのインデックス作成、環境変数の設定まで行います。東京リージョンと大阪リージョンを含む 17 リージョンで利用できます。
Amazon OpenSearch Service
新機能・アップデート
APIの変更点
2026/09/29 - Amazon OpenSearch Service - 3 updated methods
ドメインの設定変更で、重要でない事前チェックは処理を止めずに警告として表示されるようになり、新しい AcceptedWarnings パラメータで承認して続行できます。重大度は変更の進捗とドライランの結果に表示されます。
Amazon S3 Tables
新機能・アップデート
2026/09/30 - Amazon S3 Tables now support all Apache Iceberg V3 data types
Amazon S3 Tables で、Apache Iceberg V3 仕様の geometry、geography、unknown、ナノ秒精度のタイムスタンプのデータ型と、列のデフォルト値がサポートされました。地理空間の座標やナノ秒精度のイベント時刻を、文字列や整数に変換せずにそのまま保存できます。既にサポートしていた Variant 型、削除ベクトル、行リネージと合わせて、V3 で導入されたすべてのデータ型に対応しました。列のデフォルト値を使うと、追加した列の既存の行にバックフィルなしで値が入ります。S3 Tables が利用可能なすべてのリージョンで利用できます。
Amazon S3 Vectors
新機能・アップデート
2026/09/30 - Amazon S3 Vectors introduces metadata pre-filtering for up to 5x higher recall on filtered search
Amazon S3 Vectors で、類似度検索の前にメタデータのフィルターを評価するプレフィルタリングがサポートされました。絞り込みの条件が厳しい場合に、条件に合うベクトルを最大 5 倍多く返せます。パスや URL などの値を前方一致で絞り込む演算子 $startsWith も追加されました。新しいベクトルバケットのインデックスではデフォルトでプレフィルタリングが使われ、既存のインデックスは UpdateIndexMode API で切り替えられます。S3 Vectors が利用可能なすべての商用リージョンと中国リージョンで、追加料金なしで利用できます。
APIの変更点
2026/09/30 - Amazon S3 Vectors - 2 new 3 updated methods
メタデータのプレフィルタリングがサポートされ、フィルターを指定したクエリの再現率が向上しました。
その他の注目アップデート
2026/09/30 - Aurora PostgreSQL now supports querying of Apache Iceberg and Parquet data
Aurora PostgreSQL から、Amazon S3、Amazon S3 Tables、AWS Glue Data Catalog にある Apache Iceberg 形式と Parquet 形式のデータを、ETL パイプラインやデータの複製なしで直接クエリできるようになりました。これらのデータを参照する外部テーブルを作成すると、PostgreSQL に組み込まれた DuckDB のクエリエンジンでクエリが実行されます。Glue Data Catalog 経由で、外部の Iceberg REST Catalog 互換カタログも参照できます。
レイテンシーが重要なワークロードでは、SQL でデータを Aurora のネイティブテーブルに取り込めます。Aurora PostgreSQL 17.11、18.6 以降で、すべての商用リージョンと GovCloud (US) リージョンで追加料金なしで利用できます。
最後に
2026年9月は、Apache Iceberg に関するアップデートが複数のサービスで発表されました。Amazon EMR の LTS リリース emr-spark-8.1.0 は Iceberg v3 を完全にサポートし、Amazon S3 Tables は V3 のすべてのデータ型に対応しました。SageMaker Unified Studio からは外部の Iceberg REST Catalog に接続でき、Aurora PostgreSQL からも Iceberg と Parquet のデータを直接クエリできるようになりました。Amazon Quick では、自然言語によるアプリ作成やデスクトップアプリの一般提供など、7 件のアップデートがありました。気になるアップデートがあれば、ぜひ試してみてください。この記事がどなたかのお役に立てば幸いです。











