今年やったこととre:Inventと今後やりたいこと(月刊Proflly 12月号)

今年やったこととre:Inventと今後やりたいこと(月刊Proflly 12月号)

Clock Icon2021.12.20

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Proflly開発チームの加藤です。

今年も残すところあと僅かとなりました。 ということで、チーム内で次についてラフに語り合いました。

  • 今年どんなことができたのか
  • 来年どんなことをしたいか
    • re:Inventとその前後の激しいアップデートもキャッチアップしつつ

我々のように、「HR系」「SaaS開発」「AWSフル活用(CDKとか)」な属性のチームが、re:Inventとその前後の激しいアップデートへのキャッチアップどうするか、を考える参考になればと思ってブログ化してみます!

なお、Profllyって何?って方は以下のブログや紹介動画をご参照いただけると嬉しいです。

今年何やった?

まずは、今年どんなことしてたんだっけ?ということを振り返ります。

計9回ほどの機能追加、もしくはアップデートを行っていました。

  • 02/03
    • スキルにスターを贈れるように
    • コワーカーをブックマークできるように
    • Slack連携ができるように
  • 03/17
    • 経歴を登録できるように
    • コワーカー検索で検索対象の属性を指定できるように
    • [テナント管理]コワーカーのログインブロックができるように
  • 04/15
    • API パフォーマンス改善のための Lambda メモリサイズ調整
  • 05/27
    • サンクス機能を追加
    • サービス運営からのお知らせ表示を追加
    • [テナント管理] コワーカーの最終ログイン日時確認可能に
  • 06/28
    • サンクスのSlack連携強化
    • [テナント管理] プラン画面(現在の契約プランや最大コワーカー数が確認可能)追加
  • 07/27
    • サンクス月間ランキング機能が利用可能に
    • オーナー初回ログインの Welcome メッセージが表示されるように
  • 09/13
    • Slack ショートカットからのサンクス送信可能に
    • 経歴を検索対象に追加
    • [テナント管理] テナント準備状況表示
  • 09/27
    • 細かい改善
  • 11/25
    • プロフィール登録ツアーが行われるように
    • 自己紹介の編集でテンプレート選択ができるように

今後どうする?

今後を考えるにあたってre:Inventとの前後のアップデート内容を無視することはできません。 なので、開発チームで集まってまとめてみんなでわーっとキャッチアップしよう!ということになりました。

re:Inventとその前後でのアップデート

AWS Japanが公開してくれていたアップデート速報をみんなで読みつつ気になったものをまとめる会をやりました! それで、「これは導入しよう、導入できるか分からないけど使えそう!」とかメモした内容をまとめてみました。

20211203 AWS Black Belt Online Seminar AWS re:Invent 2021アップデート速報 https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/20211203-aws-black-belt-online-seminar-aws-reinvent-2021

? 使えそう!

  • AWS Cloud Development Kit(CDK) v2を発表(p116)
    • ぜひすぐ導入にトライしてみよう
    • 「v1のコードは、基本的にライブラリのインポート部分を修正するだけ」とあるが、例外的な部分がどれくらいあるかはやってみないと分からないのでそこはちょっと不安かも
  • Amazon CloudWatch Metrics Insightsを発表(p125)
    • これまで標準SQLが使えなかったため、joinに苦労したりするゆえに、必要が生じた際に毎回仕様を調べ直す手間がかかっていた。積極的に使っていきたい。
  • Amazon CloudWatch RUMを発表(p123)
    • 現状、何かAPIコールに関する機能でユーザ側で不具合が発生した場合に、タイムラインで整理することが難しい状態だが、この機能によってそれが可能になるのではという期待がある
    • 組み込みを検討したいが、具体的な方法や必要な料金は後で調べる必要がある

? 要検討

  • Amazon Personalizeのユーザセグメンテーション対応
    • 今後レコメンド機能を検討するにあたり、Amazon Personalizeの利用が最もマッチしそう。
    • ただ、最低限必要なデータ量が足りないと利用できないのですぐの導入は難しいかもしれない・・
  • AWS Amplify Studioを発表(p114)
    • Figmaで作成したデザインがUIコンポーネントに変換されるとのことであり、現状Figmaでデザインを作成しているため今後利用を検討したい。
    • <事後追記>ただ、事後に見直したところReact UIコンポーネントへ変換するとのことなので、現状のNuxt.jsを利用したアーキテクチャにそのまま導入するのは難しそう
  • CDK開発者向けのConstruct Hubを発表(p117)
    • ConstructがProfllyのユースケースにマッチするようなものがあるかどうか、具体的な内容をもう少し調べてみないと導入判断できないので、まずはその確認からやってみよう
  • Amazon CloudWatch Evidentlyを発表(p124)
    • 今後適切にリスクコントロールをしてスピードを高める使い方ができそう。例えば新機能をステージング環境でリリースしてみて、一定のエラー率が発生してしまった場合に前バージョンに戻せる、といった使い方である。
  • AWS Lambdaがイベントのフィルタリングに対応(p151)
    • イベントの内容に対してLambda側で条件分岐させるしかなかったけど、そもそもイベントを分けちゃえばよくなる
    • 現状はAmplifyのビルド通知等で利用しているが、複数に分けるメリットがそんなに大きくないので、今後必要になったら分けられる、という点だけチームで押さえておきたい

? まだ使わないかも...

  • Amazon Kinesis Data Streams On-Demandを発表(p79)
    • 現状はPinpointによる一斉配信のエラー時くらいにしかAmazon Kinesis Data Streamsを利用していないので、On-Demandの恩恵はそんなになさそう
  • Amazon AthenaのACIDトランザクションを発表(p82)
    • Amazon AthenaのACIDトランザクションがパブリックプレビューとして利用可能に
    • 現状は監査ログとしてAmazon S3から必要なデータをアドホックに取得したい場合にAmazon Athenaを利用しているものの、ユースケースとしてデータの読み込み以外は必要となっていない。
  • AWS ChatbotでSlackでのAWSリソース管理が可能に
    • 運用をより便利にするのに使えそうなので、選択肢としてこういうことができるよ、という知識はチームで押さえておきたい。
  • AWS CFn StackSetが既存スタックのインポートに対応(p163)
    • 現状は利用するケースがない
    • 今後複数AWS環境(Profllyでは「開発用」「ステージング環境用」「本番用」でAWSアカウントを分けて運用している)にまたがって共通して必要なスタックが必要になった場合にはこれが利用できる、という点だけチームで押さえておきたい

機能追加

さて、来年はProfllyにどんなアップデートをしていこうか、という点ですが、ここでは一つだけお伝えしようと思います。

「コワーカーレコメンド」機能を検討しています。 どんな機能かと言うと、例えば自分と似たプロフィールを持つコワーカーの提示を受けることができるような機能です。

現状

Profllyは登録したスキルや資格・タグなどを元に「検索しやすい」という特徴があります。 また、検索したコワーカーの詳細プロフィールページからは、選択したスキルやタグの一覧に遷移でき、それらの属性をもつコワーカーを一覧できます。なので、そこから関連性のあるコワーカーに更に気づくという構造になっています。 このことから、「人」→「属性」→「人」という順番にどんどん関連性の高いコワーカーを知ることができるような構造になっています!

今後

そこに対して、社内のコミュニケーション不足解消のためにはそもそも「検索したい」と思ってもらうところにもアプローチできればより使っていただけるものになると思います。

ですので、実は社内にこんな人がいるんですよ、こんな共通点があるんですよ、というのをProflly側から提示してあげたらよいのではないかという話になったのです。

ただ、実際にどういう手法でやるべきなのか、結果をどう評価すべきなのか・・・などなど課題はたくさんあります。 時期は未定ですが、楽しみにお待ち下さい!

終わりに

現在Profllyチームでは、一緒にサービスを成長させていくためのプロダクト開発エンジニアを募集しています。 もし興味のある方は、以下をご覧いただけると嬉しいです!


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